8/14南房総海賊キャンプ

天気:曇りのち晴れ、朝方パラっと雨
最終日は時間が経つほど天気が良くなっていきました。
風は最後まで強く吹いていましたが、青空そして日差しが心地よく感じる一日でした。

南房総海賊キャンプの最終日、昨日と同じく子どもたちはグッスリと眠りに落ちていました。
昨晩激しかった暴風雨も夜中にはすっかり落ち着き、青空を期待していましたが・・・
朝起きるとどんよりとした空、そして風も強く、とても台風が去った後だとは思えないような一日のスタートとなりました。
更には時折りサーっと雨も降り、大丈夫か?と心配しましたが、天気が回復するという天気予報を信じましょう。

今日は3日間過ごした宿舎をチェックアウト、9時半にマイクロバスが迎えに来て、今日の活動場所「サンセットブリーズ保田」に移動します。
布団をたたんでシーツをはいで、荷物をリュックに詰め込んでいきます。

そして最後の朝食はコーンフレークにバナナ。
それに昨日のバーベキューで残ったウインナーを食べました。
今日も朝から食欲旺盛、みんな期間中よく食べましたね。

朝食の後も引き続き荷物整理、みんな頑張ったので出発予定時間よりもだいぶ早く準備ができて、居間でのんびりと過ごしていました。
そしてマイクロバスに乗車、今日まで使わせてもらった「サンセットビーチハウス」を管理する「サンセットブリーズ保田」に向かいました。
予報通り天気は回復傾向、雲の合間からは青空も見えてきました。

10分ほどで施設に到着。
軒下に荷物を置かせてもらい、さっそく施設の前の海に向かいます。
ここの海岸は砂浜だけでなく、端には磯もあって磯遊びも楽しめるので1日あっても飽きません。
まだ風もあったので波は高めでしたが、さらに天気も回復してきて気温も上がってきました。

最初に体をあまり冷やさないために、初っ端は磯の周辺で遊ぶことにしました。
この日の最大干潮はお昼の12時過ぎ、潮もだいぶ引いていたので磯遊びには最適です。
磯をよく見てみるとカニ、ヤドカリ、何種類もの貝類、そして小さな魚もたまりに泳いでいます。
子どもたちは喜んでそれらのものを捕まえて、へんべえが持ってきたバケツに放り込んでいきます

小さなタイトプールでは小さい子たちのスノーケリングの練習。
ヒザぐらいの深さのタイトプールでマスクとシュノーケルを装着して、顔をつけて海の中を覗きます。
泳いでいる魚をはじめいろいろなものがクリアに見えて、子どもたちは大興奮でした。
結局は全身ずぶぬれになって、午前中から昨日できなかった海遊びを思い切り楽しみました。

少し早めに施設に戻ってお弁当。
キャンプ最後の食事はコンビニの鳥そぼろ弁当とチョコチップスティックパン。
みんなものすごい食欲で、キャンセルが出て余ったお弁当も含めて2個食べた子もいました。
最後まで元気に遊んでよく食べましたね。

そして午後の海遊び。
天気はすっかりと回復して、強い日差しが照り付けていました。
まだ2時間ほどはたっぷりと遊べるので、最後の最後で気持ちのいい海遊びが楽しめました。
へんべえと一緒に磯の近くでスノーケリングを楽しんだり、浮き輪につかまって遊んだり、絶え間なく来る高い波に翻弄されながらギャーギャー声をあげていました。

小学生の女の子が小さい子と遊んでくれて、小さい子たちもお姉さんにしがみついて楽しそうに遊んでいたのが印象的でした。
休憩で口にアメを放りこみ、砂遊びも楽しんで、最後にまた波に向かって飛び込んで、南房総海賊キャンプの海での活動が終了しました。

施設でシャワーを浴びて着替え、出発までのんびりと遊んでいました。
再びマイクロバスに乗車して保田駅まで送ってもらい、電車待ちの間、駅前の広場でもだるまさんが転んだや鬼ごっこをして過ごしました。
本当に休む間もなく遊んだ3日間でしたね。
帰りは特急列車で新宿まで1本。
行くときの“旅気分”とはまったく違って、あっさりと東京に戻ってきました。

南房総海賊キャンプが終了しました。
台風の襲来も重なって、3日間とも思い切り海遊びをすることはできませんでしたが、子どもたちはよく食べよく遊び、そして何よりも健康に過ごせたことが嬉しく思います。
今回できなかった静かな海でのスノーケリングは、また次回の海遊びでのお楽しみに取っておきましょう。
では残りの夏休みも元気に過ごしてくださいね。

南房総海賊キャンプディレクター 小山丈二(ゆうえんち)

2022年8月15日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama

8/13南房総海賊キャンプ

天気:曇り時々晴れ昼前から雨、夜は雷を伴う暴風雨
朝は穏やかな天気、雲の流れは速かったものの時おり陽も差していました。
昼前になると雨が降りだし、時おり風を伴い叩きつけるように降る時間もありました。
夕方遅くになるにつれ、台風の接近が実感できるような暴風雨となりました。

南房総海賊キャンプの2日目。
昨日波にもみくちゃにされた子どもたちはお疲れのようで、朝までぐっすりと眠っていました。
朝の時点では風もそれほどではなく、時おり太陽も顔を出すほどの穏やかな天気。
それでも3階の窓から見える海は、大きなうねりを伴っていて台風の接近が伺えます。
子どもたちを起こして朝食。
今朝はロールパンにウィンナーとキャベツをはさんだミニホットドックとポタージュスープ。
みんな朝からしっかりと食べて、本日の活動に備えます。

とは言え、このうねりの中で海に入ることはできません。
雨の具合を見て、臨機応変にプログラムを考えて動いていくことにします。
まあこういった自然相手のキャンプでは、いい天気ばかりではありません。
こうした状況でいかに安全に楽しめるかが工夫のしどころです。

とりあえずお昼前ぐらいまでは雨は降りそうにないので、幼児チームと小学生チームに分かれて行動することになりました。
小学生チームはへんべえ・しゃけと一緒に釣りに出かけます。
そして幼児チームはゆうえんち、大ちゃん、まっきぃと目の前の浜で午後にやるクラフト(キャンプ工作)の材料拾いとなりました。

幼児チームの中には釣りを楽しみにしていた子もいましたが、風が強く竿の扱いがなかり難しいために、今回はお預けとなりました。
また次の機会にやりましょうね。

9時頃にそれぞれのチームが出発。
幼児チームは目の前の浜に向けてテクテクと歩いていきます。
雲の流れは速いもののそれほど風も強くなく、雲の切れ目からは時折り青空も見えています。
人のいない浜を降りてみんなで貝殻を探しましたが、そこにはほとんどなく、昨日遊んだ浜に向けて歩き出しました。

すると途中に磯に降りれる場所があり、そこをベースに貝殻探し。
そこは磯に囲まれた小砂利の小さな浜で、色とりどりのきれいな貝殻がたくさん落ちていました。
みんな大喜びで貝殻採集、たちまちビニール袋がたくさんの貝殻やシーグラスで膨れていきました。

磯は風も当たらず小さなタイトプールもあって、せっかくなんでここで遊ばせようということになり、急いで宿舎に戻って海遊びの支度をしました。
そして再び海に向かって歩き出すと・・・
先ほどまでとは天気が急変、サーっと雨が降りだしました。
それでもせっかく着替えたので、短い時間でしたが海に入って遊んで帰りました。

一方小学生チーム。
へんべえの車で保田港へ移動。
ちょっと奥まった場所に陣取ったので、風がしのげる場所で竿を下ろしました。

最初はエサのオキアミをうまくつけられないほどでしたが、一匹釣り上げるとみんな集中しだし、急激に腕を上げてきました。
釣れたのはクサフグばかり10匹少々で、もちろんリリース。
それでもみんな満足する釣りができました。
帰り際に、明日行く予定の海岸で貝殻拾い、そして宿舎へ向かいました。

宿舎に戻って幼児チームはシャワーそして着替えをしてお昼までのんびりと遊びました。
お昼前に小学生チームも戻ってきて、宿舎での昼食となりました。
今日のメニューは冷やしうどん。
たくさんの量を茹でましたがみんなおかわりの連続で、ほとんど食べきりました。
小さい子もよく食べましたね~

午後になると雨は絶え間なく降り続け、時おり強い風とともに叩きつけるような雨にもなりました。
こういった状況ですので外に出るのは早々にあきらめて、午前中に拾った貝殻も使ったクラフト(キャンプ工作)となりました。

貝殻だけではなく、事前に用意していたドングリや木の枝などを自由に使って、枝の輪切りプレートに自由に張り付けていきます。
小さい子も真剣なまなざしで作品に向かっています。
そしてこちらが想像できないような傑作が、今回も生まれたのでした。

その後は3階の大広間に移動してレクリェーションやゲーム、その後はみんなで仲良くUNOやオセロゲームをして過ごしました。
窓から見える海は、時間が経つにつれてどんどん白波が大きくなっていきます。
台風の足音が聞こえてくるようでした。

そして夕食。
今回はみんな楽しみにしていた海賊バーベキュー。
ところが外は暴風雨、ということで今回は厨房でスタッフが焼いたバーベキューを、いつもの食堂でみんなで食べました。
ここでも子どもたちの食欲は旺盛。
さんざん肉を食べた後で焼きそば、そしてお昼に余ったパンと、次々におかわりにやってきました。

本日は室内プログラムが中心でしたが、みんなよく動いていたので、特に幼児さんたちはお疲れ。
夜はゆっくりと過ごして、早めに寝ることにしました。
小学生の4人は1階の居間で、ゆうえんちとお話し。
昔のキャンプの話しなどを、興味深そうに話を聞いていました。

明日は10時前に宿舎を出発、サンセットブリーズ保田というサンセットビーチハウスを管理する施設に向かいます。
そこでお昼ご飯をはさんで終日海遊び、そして東京へ戻ります。
明日は天候が回復するとのことですが、どれほどまでに海のうねりが解消されるか。
最後に思い切り海で遊びたいですね。

2022年8月13日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama

8/12南房総海賊キャンプ

天気:晴れたり曇ったり、夜にパラっと通り雨
台風接近が実感できる湿った空気、そして時折強い風が吹く一日でした。
海は予想通り波が高めでしたが、午後はたっぷり海遊びを楽しめました。

南房総海賊キャンプが始まりました。
出発の2日前になって急に熱帯低気圧が発生、そしてキャンプど真ん中の日に直撃か!といった頭を悩ませるスタートとなりました。
品川駅での集合時は蒸し暑く、汗がだらだらと出るほど。
そんな中、元気いっぱいに子どもたちが集まってきました。
今回は半分以上が幼児さん、そして小学生の4人は全員常連さんと、何ともユニークな構成となりました。

予定通りに京急線の快速特急に飛び込み京急久里浜駅に向かいます。
電車の中では折り紙をしたり、仲良くお話をしながら過ごしました。
ところが今朝あった人身事故の影響で、電車の到着が大幅に遅れるとのこと。
まあジタバタしても仕方がないので、のんびりと旅を楽しみましょう。

京急久里浜駅に到着してタクシーでフェリー乗り場へ、そして予定よりも1本遅いフェリーで金谷港を目指しました。
初めてフェリーに乗った子もいて、みんな大興奮の40分の船旅でした。

金谷港で現地合流の特別講師へんべえと合流。
ちょうどお昼になったので、フェリーターミナルでお弁当を食べました。
その後はてくてくと歩いて浜金谷駅へ、一駅だけでしたが隣の保田駅まで電車で移動、そして送迎バスに乗って5分ほどでやっと目的地の「サンセットビーチハウス」に到着しました。

今回利用するこの施設は、1棟貸しの貸し切りの施設。
元々企業の保養所だったそうで、居間や食堂のスペースも広く、最大で50名ほど泊まれる施設です。
そこに20名弱の人数での利用ですから贅沢そのもの。
それに他にお客さんもいないので、わんぱくちびっ子軍団にとっては最高の場所ですね。

まずは施設内の探検、そして部屋を決めて海遊びの準備をします。
子どもたちは待ちに待った海ということで、テキパキと準備を済ませました。

ライフジャケットを装着して浮き輪を膨らませて出発。
施設の目の前が海で(歩いて30秒)そこでも泳ぐことができますが、まともに風を受ける場所で大きな波が立っています。
へんべえが事前にチェックをして、比較的波が穏やかな歩いて5分ほどの元名海岸へ向かいました。

へんべえのいう通り目の前の海岸に比べたら波は穏やかですが、それでも普段に比べたらパワーのある波が押しかけていて、なかなか面白そうです。
準備運動をして早速海に向かっていきます。
小学生チームはマスクとシュノーケルを装着し、へんべえと大ちゃんと一緒にスノーケリングを。
幼児チームは浮き輪を持って沖に向かっていきます。

普段は静かできれいな浜ですが、この日は波で海がかき回され砂が舞い上がり、海中の視界はほぼゼロ。
そして浮き輪組も風で浮き輪は飛ばされるわ、波にもまれて翻弄されるわでみんな半分溺れているようにもがいていました。
そんな状況ですが、子どもたちはみんな楽しそうに遊んでいました。
波に向かってジャンプしたり、ライフジャケットに身をゆだねてプカプカと浮かんでいたり、自然と自分で遊べるようになってきました。

2時間ほど遊んで宿に戻ります。
海道具の片づけをしてシャワーを浴びて、しばらく3Fの大広間で遊びました。
子どもたちはまだまだ元気です。

その間にスタッフは子どもたちの水着の洗濯や、夕ご飯の支度でバタバタしています。
我々の貸し切りですから、もちろん料理の提供もありません。
ケータリングなどで料理は頼めますが、ここの施設は立派な厨房もあるので、ここはキャンプらしく自炊で美味しい料理を子どもたちに提供することにしました。

今日のメニューはパスタ祭りと海藻サラダ。
ミートソース、カルボナーラ、ボンゴレと3種のパスタの食べ放題。
多めに作ったパスタがほとんど売り切れました。
子どもたちに好評だったのはミートソース。
サラダもみんなお代わりをしてたくさん食べていたのにはびっくりです。

本日1日だけの助っ人、おくさんとはここでお別れ。
代わりにまっきぃーが登場しました。

夜にぽつぽつと雨が落ちる時間もありましたが、それも一時的なもの。
夜のプログラムは予定通り花火をすることができました。
たくさんの花火があって、みんな楽しそうに何本も何本も手にしていました。
一日中たくさん遊びましたね。

いよいよ台風が近づいてきて風も少し強くなってきました。
そんな中でも、やれることをやってたくさん楽しみたいと思います。

2022年8月12日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama

8/10八ヶ岳ファーブルキャンプ4日間

天気:晴れ
今日も朝から青空が広がっていました。この4日間、本当に天気に恵まれました。
気温は朝から高めで、昼頃にはじっとしていても汗ばむような気温となっていました。

八ヶ岳ファーブルキャンプ4日間の最終日、いつものように静かな朝をお迎えました。
今朝も子どもたちのほとんどは爆睡状態、しっかり遊んでしっかり食べてそしてしっかり寝る。
健康的な4日間の生活を過ごすことができました。

朝の検温も問題なし。
朝食の時間までそれぞれ荷物の整理を頑張っていました。
最後の朝食もしっかりと食べて、また部屋に戻って荷物整理。
みんなテキパキと動いてくれたので、予想よりもだいぶ早く荷物を1階の食堂に移動することができました。

本日のプログラムは標本づくり。
これまでのファーブルキャンプとは違い、じっくりと午前午後にまたがって作成していきます。
まずはぽんぽこの説明。
虫をピンで止めて箱の中に入れるだけだと「ただの虫の死体」を並べただけ、とのこと。
そこに最終場所や日時などの情報を添えることで、本当の標本になるそうです。

そこでまずは初日からの記憶を辿り、そこの場所で何を捕まえたか。
そしてそこの住所をぽんぽこが順を追って説明。
それを子どもたちがメモに取っていきます。
そのメモが重要な情報。子どもたちは真剣なまなざしでぽんぽこの話しに耳を傾けています。

1時間ほどそうした情報を整理して、いよいよ標本の作製。
昨日選別したそれぞれの標本用の昆虫たちに、事前にぽんぽこが確保しておいた虫も加えての標本づくりの始まりです。

虫をピンで固定してから、手足や触覚の形を整えてさらにピンで固定をしていきます。
ここで面白かったのが、普段は虫を見つけるのが上手な子が標本づくりには苦戦したり、逆に普段よく話を聞き漏らす子がものすごい集中力を発揮してきれいな標本を作り上げたり。
キャンプ中さまざまな場面での得手不得手が、顕著に表れていましたね。

みんな2体3体と作り上げていくうちに徐々にコツをつかみだし、カッコいい標本が出来上がっていきました。
それにしても、こんなに真剣な目つきの子どもたちはキャンプ中初めて見ましたね。

じっくりと標本づくりに取り組んでいたので、あっという間にお昼ごはん。
最後の昼食は牛丼。
ここでもお代わりをして最後までしっかりと食べていました。

そして標本づくりの再開。
全ての昆虫をピン止めしたら、標本箱に並べていきます。
並べ終わったら昆虫の位置をスケッチ、そして昆虫名と最終場所を書き込んでいきます。
最後は標本箱との記念撮影。
みんな満足そうな笑顔でした。
ぽんぽこが言うように、最後に採集の情報を加えての完成となります。
みんな忘れないでくださいね。

本格的な標本づくりに時間を割いたので、最後に予定していたぽんぽこ秘蔵の標本観察は今回はお預け。
コクワガタ・スジクワガタの山分け、そしてアカハライモリをぽんぽこに分けてもらって本日の活動が終了しました。
時刻は15時前、荷物を車に積み込み標本・虫かご・イモリの瓶を大事に抱え、現地で合流したリノちゃんとお母さんとお別れして小淵沢駅へ向かいました。
小淵沢駅で今回お世話になったぽんぽことお別れ。
特別講師としていろいろな場所に連れて行ってくれただけでなく、美味しいご飯まで作ってくれて、本当にスーパーマンのような活躍でした。
心から感謝しています。(きっと子どもたちもそう思っていることでしょう)

電車の中でも比較的静かに落ち着いて過ごしていました。
このキャンプでみんな少しずつ成長したみたいですね。

天気に恵まれた4日間、カブトムシやクワガタだけでなく、水棲昆虫やアカハライモリなどバラエティーに富んだ生き物も持ち帰ることができました。
3日間とはまた違った楽しみ方、そして余裕のあるプログラムができましたね。
残りの夏休みも元気に遊んでください。
またどこかのキャンプで会いましょう!

八ヶ岳ファーブルキャンプディレクター 小山丈二(ゆうえんち)

2022年8月10日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama

8/9八ヶ岳ファーブルキャンプ4日間

天気:晴れ時々曇り
この3日間同じような天気が続いています。
終日晴天、時おり雲が太陽を隠しまた晴れるといったパターン。気温は相変わらず高めでしたが、今日も快適に外遊びが楽しめました。
本日午前中は川遊びを兼ねてアカハライモリを追いかけました。
午後は持って帰る昆虫と標本の昆虫の選別、早めの温泉の後は自然文化園に行ってプラネタリウム見学とお土産を買いました。
夜は自然文化園の林の中で、最後の夜の虫捕りを楽しみました。

八ヶ岳ファーブルキャンプ3日目の朝、今日も涼しく気持ちのいい空気に包まれていました。
昨日は一日中、そして夜も遅くまで虫を追いかけていたので、今朝はシーンと静まり返っていました。

昨日一日で昆虫たちも十分確保できたので、今朝のお散歩&昆虫探しは中止にして、少しゆっくりと休むことにしました。
7時に子どもたちを起こし検温(異常なし!)、そして洗面を済ませ朝食までペンションでゆっくり過ごしました。
今日の朝食もしっかりと食べて、一日の活動に備えます。
今回の子どもたちは概ねしっかりと食事をとっているので、体力的にも安心して見ていられますね。

今日の活動をスタッフで検討。
昆虫たちは昨日までに十分確保したので、今日は川遊びを兼ねてアカハライモリの捕獲に出かけました。
車で山をグングンと下り、日帰り温泉横の小さな小川に到着。
子どもたちは「えっ?ここで川遊び?」「こんなところにイモリがいるの?」と疑心暗鬼。
ぽんぽこを信じなさい。

ペンションを出発するときから水着に着替えていたので、ナップザックを橋のたもとにデポ。
すぐに川に降りていきました。
川といっても幅が5mほどの小川?用水路?
しかしよく目を凝らしてみると、あまごなどの魚もいるきれいな水が流れています。

まずはぽんぽこからイモリのいそうな場所や捕まえ方のレクチャーを受け、川辺の草の中を探っていきます。
男の子の何人かは川に浸かりたくて仕方がないようで、えのきとちょっとした深みにどっぷりと浸かってはしゃいでいました。

するとイモリ探索隊は早速イモリを発見
赤いお腹のかわいらしい姿に、子どもたちも興奮していました。
立て続けに2匹3匹と女の子がイモリを捕まえていきます。
どうやらイモリ捕獲名人は、この3年生の女の子に決定ですね。

そうした姿を見ていたら、川遊びチームの男の子たちも興味津々にイモリチームに合流。
みんなでイモリを探し出しました。
一度見つけ方のコツをつかむとみんなさらに興味を持ち始め、しばらくはイモリ探しに没頭していました。
結局20匹近くのイモリを捕獲、何人かは持って帰るようでぽんぽこにエサなどの話しを聞いていました。

休憩の後は川の下流に移動、そこで川幅10mほどの川と合流して、浅いところを選んで川遊びを楽しみました。
あくまでも主役はイモリ探しで、川遊びはほんのおまけ程度で考えていましたが、子どもたちはガッツリと全身泡に浸かって楽しんでいました。

12時頃に終了。
またもやたくさんの獲物が追加されて、子どもたちは嬉しそうに車に乗り込んでペンションに戻りました。
少し遅めの昼食をとって、これまで捕まえた虫たちの選別をします。
家に持って帰って飼うもの、冷凍して標本にするもの。そして自然に戻すもの。
子どもたちはいろいろと考えながら、選別をしていました。
今回作る標本が自由研究になる子もいるようで、真剣そのものです。

14時半に早めの温泉に出発。
さすがにこの時間は空いていて、ゆっくりと入ることができましたが・・・
川で遊んで日焼けをした部分がヒリヒリとしていたようで、最後の温泉はサッと浸かっただけでした。

ペンションに戻って、次に向かうは自然文化園のプラネタリウム見学。
いつもですと最終日のプログラムとなりますが、明日は標本づくりをじっくりと取り組んで、最後はぽんぽこ秘蔵の標本をじっくりと見る標本三昧にするために今日に前倒しとなりました。
お約束の世界のカブトムシ。クワガタの展示場では子どもたちは大興奮。
そしてファーブルキャンプ唯一の文化的プログラム?のプラネタリウムも楽しみました。
ここ原村はきれいな星空が見られるスポットでもあります。
いろいろなことが楽しめて、本当にいい場所ですね。

その後はお土産の購入。
子どもたちは石がお気に入りのようで、みんな嬉しそうに手にしていました。

ペンションに戻ってしばしゆっくりと休憩。
最後の夕飯は子どもたちが好きそうな揚げ物のオンパレード。
ご飯もお代わりをして、みんなたくさん食べていました。
いつも残すぐらい小食の子が、ご飯をお代わりしたのにはびっくり。
みんなキャンプで少しずつ成長していってますね。

最後の夜のプログラムも、もちろん虫捕り。
今日はいつもの自然文化園に出かけました。
カブトクワガタがいそうな木をゆっくりと確認して、バナナトラップを仕掛けた場所も確認。
そして最後には樹液が出ていて、いつも何かしら捕れる木に寄って締めくくりました。
昨日の夜のぽんぽこ秘密の場所に比べるともちろん捕獲量は少なかったものの、カブトムシ5~6匹、スジクワガタ。コクワガタをそれぞれ1匹ずつ捕まえました。

ペンションに戻って手洗い・うがい、そして寝る支度、検温をして就寝となりました。
今日もたくさん遊びましたね。
明日は16時過ぎの電車のため、1日中遊んでから東京に戻ります。
子どもたちの健康状況は今日も良好。
最後まで集中して、明日も遊んでいきたいと思います。

2022年8月9日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama

8/8八ヶ岳ファーブルキャンプ4日間

天気:晴れ時々曇り
雲は多めでしたが青空が広がって、暑い一日となりました。
1日中外で過ごしていましたが、タイミングよく程よく太陽が雲に隠れてくれたので、一日バテずに走り回って過ごすことができました。
今日は午前中に水棲昆虫捕りとタマムシ捕り、午後はカエル釣りとトンボ捕り、そして夜はみんなお楽しみの秘密の場所での虫捕りを楽しみました。

昨晩は早い時間にグッスリと眠った子どもたち。
ここ原村の涼しい(夜は寒いぐらい)空気に包まれて、本当に気持ちよさそうに眠っていました。
5時過ぎぐらいには起きだした子もいて、部屋でひそひそ話しも聞こえてきましたが、深い睡眠をしっかりととっているので大丈夫でしょう。
ちなみに何人かは起こしに行った時も爆睡でした。

そして6時半に子どもたちに声をかけて検温、着替えをして朝のお散歩に出かけました。
見上げると青空が広がっていて、気温も朝からグングンと上がってきています。
今日は暑い日になりそうですね。
そしてもうお馴染みのショートカットルートを通って、自然文化園の林へと向かいました。
子どもたちの狙いはクワガタにカブトムシ、さてさてその成果は??

昨日仕掛けておいたバナナトラップは最後のお楽しみに取っておいて、まずは手前の木から1本1本じっくりと見ていきます。
なかなかお目当ての虫たちには遭遇せず、最後の期待を込めてバナナトラップへ向かっていきました。
その向かう途中の木でカブトムシを発見。
期待が膨らみましたが、バナナトラップでは不発。
最後のトラップでカブトムシのメスのみゲットしました。

40分ほどお散歩&虫探しをしたあとペンションに戻りました。
高原の涼しげな空気がとても気持ち良かったのですが、子どもたちは虫捕りに夢中で、そんなことはまったく感じなかったんでしょうね(笑)

朝食もみんなしっかりととって、着替えそして荷物を準備します。
今日はお昼に戻らないので、忘れ物をしたら大変なことになります。
最後に食堂でしっかりと荷物のチェックをして、車に乗り込んで出発しました。

まずは途中のセブンイレブンで、注文してあったお弁当の引き取り。
そして最初の目的地、水棲昆虫の潜む沼に到着しました。
荷物と虫アミ・虫かごを携えて、沼のへりに荷物を置いてぽんぽこの話しを聞きます。
もう出発時から水遊び用の靴を履いてきたので、みんな喜び勇んで水辺にとりついていきます。

ここでのお目当ては「タイコウチ」。
最初は水棲昆虫のことをよくわからなかった子が多かったようですが、ぽんぽこから網での捕獲方法を教えてもらい網の中で動く姿を見つけると大興奮でした。
水辺で足をつけるくらいだったのが徐々に深みへと進んでいき、このまま水遊びになりそうなところでスタッフから注意を受け、そんなことを繰り返しながらしばらく水棲昆虫に挑んでいました。
後半はトンボ捕りにも夢中になって終了。
最初のエリアではまずまずの成果を上げました。

そして次なるポイントは、これまた子どもたちが楽しみにしていたタマムシ。
タマムシはもともと熱帯の昆虫で、ムッとした暑い日によく飛んでいます。
今日は良さそうな雰囲気。

車が到着した場所は丸太が積んである何の変哲もない広場で、子どもたちは「こんなところにいるの??」といった不思議顔。
するとぽんぽこが説明をしているときに、遠くからタマムシが飛来してきました。
そのとたんに子どもたちは大興奮。
みんな一斉に丸太に駆け寄っていきました。

そしてタマムシを見つけた子どもは大興奮。
それはそのはず、キラキラ七色に光るその姿は遠くから見ても目立ち、まるで宝石を発見したようです。
いつもに比べたら空を飛んでいる数は少なかったものの、1人1匹以上のタマムシの捕獲に成功しました。
生きているタマムシを初めてみる子もいて、虫かごの中に入れたタマムシを眺めてはニヤニヤしていました。

夢中で遊んでいたらもう12時半。
日陰のあるオオムラサキセンターの横の公園に移動して、そこでお弁当となりました。
実はそこもタマムシの隠れスポット。
多いときは10匹ほども取れる時があります。
今日も早速2匹のタマムシを捕まえて、うれしそうに虫かごに追加していました。

昼食後はカブトムシのオブジェに登って遊んだり、タマムシを追いかけたりしてしばらく遊びました。
そして最終ポイントへと向かいました。

残りの時間はカエル釣りとトンボ捕りを楽しみました。
カエル釣りはオレンジの毛糸の疑似餌をピコピコと虫のように動かして、勘違いしたカエルがそれをくわえて釣り上げるというもの。
針もついていないので、釣り上げるとすぐに外れるのでカエルにとってのダメージはなく、子どもたちも釣ったという充足感もあって一石二鳥のプログラムです。
トンボ捕りを希望している子もいたので、それぞれ好きなことをやりながら過ごすこととしました。

太陽を遮る場所がほとんどないところですが、時おり雲が太陽を覆ってくれたので、快適に集中して遊べたのも良かったですね。
カエルはもちろん、トンボも記念撮影後はしっかりリリースして、最後のポイントを後にしました。
一日中走り回ったので、みんなかなり疲れているのかな?と思いきや、車の中でもテンションMAXの子どもたちでした。

ペンションに戻ってお風呂の支度。
そして昨日と同じくもみの湯の温泉に行きました。
ペンションに戻ってからは夕食まで1時間少々ありましたので、夜の虫捕り大作戦に向けて静かに体を休めながら遊んでいました。

そして夕食もしっかりと食べて、19時15分に虫捕りに出発。
ぽんぽこ秘密のその場所は、ペンションから40分ほど車で走るほど遠いところにありまあすが、その分期待値も高く、捕れるときはカブトムシ・クワガタと30匹ほども取れるぐらいのスポット。
みんなの期待も膨らみます。

車を降りて真っ暗な森の中に入っていきます。
ぽんぽこから木の種類と見分け方の話し、そしてカブトクワガタがいそうな場所を教えてもらって、ゆっくりと探しながら木をチェックしていきました。
するといきなりカブトムシを立て続けにゲット。
その後もカブトムシを次々とかごの中に納めていきました。
最後は「メスはもういいや」と、木に残していくほどみんな満足な成果でした。
クワガタがコクワガタやスジクワガタぐらいしか捕れず、ノコギリクワガタやミヤマクワガタがいなかったのが少し残念でしたが、まずまずの成果だったのではないでようか。

ペンションに戻ったらもう22時半前、急いでうがいと手洗い、そして歯を磨いで床につきました。
みんな今日もたくさん遊んだので、今日もぐっすりと寝てくれるでしょう。

ファーブルキャンプも半分を消化。
昆虫に関してはまずまずの成果がありましたので、明日は川遊びにも行きたいと思います。
そして後半はイモリのいる田んぼへ??
明日も盛りだくさん楽しみたいと思います。

2022年8月8日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama

8/7八ヶ岳ファーブルキャンプ4日間

天気:晴れ時々曇り
小淵沢駅に降り立った時は空は雲に覆われていましたが、グングンと標高を上げ原村に近づくにつれ青空が広がってきました。
気温は高め、日なたではジリジリと太陽が肌に突き刺すようですが、日陰に入るとさすが八ヶ岳の高原、心地よい空気に包まれていました。

ドルフィンスポーツアカデミーサマーキャンプの後半戦が始まりました。
夏真っ盛りのこの時期、八ヶ岳原村の高原、そしてその近辺での虫三昧のファーブルキャンプです。
今回は初の試み、いつもの3日間から1日増やして、3泊4日の日程。
1日増えるだけで余裕も出て、今までできなかったプログラムもやっていきたいですね。

今回が2回目・3回目の常連さん、そして4年ぶりに帰ってきた子もいて、たった7名のキャンプですがなかなかおもしろそうな構成となっています。
その中で女の子は1人(スタッフも全員男)、そんな中でも動じずに参加できるのはさすがですね。
新宿駅は日曜日ともあって人出も少なく、のんびりとした感じの受付となりました。
このキャンプの常連さんはもちろん、全員どこかしらのキャンプに参加しているので、緊張感もなくすぐにわいわいと話を始めています。

8時のあずさ号に乗り込み2時間弱、小淵沢駅を目指します。
他の子どもの団体もいて車内は賑やかでしたが、ドルフィンの子どもたちは割と静かに過ごしていました。

山梨に入ったあたりから空は雲に覆われ始め、小淵沢でも曇り空。
そんな中で今回宿泊する「ペンションファーブル」のオーナーでもあり、「昆虫博士&虫捕り名人」のぽんぽこがお出迎え。
送迎車に乗って八ヶ岳原村を目指します。
小淵沢駅ではどんよりと曇り空でしたが、山道をグングン登って原村に近づくにつれ青空の割合が多くなってきました。
なんと7月の3日間コースと全く同じパターン。
これは期待が持てそうです。

ペンションに着いてもまだ10時半過ぎ、ぽんぽこの娘さんのリノちゃんが加わって、8名のメンバーが揃いました。
昼食の前にまずは近くの自然公園、八ヶ岳自然文化園に虫探しを兼ねて散策に出かけました。
日曜日ともあって園内には大勢のお客さんがいましたが、我らファーブルキャンプの子どもたちは、そのお客さんから見たら異様な雰囲気。
虫アミに虫かごを持って、木の上や根元をじっくりと見ながら昆虫を探していきます。

リノちゃんは年長さんとメンバーの中では断トツの一番下ですが、さすがぽんぽこの娘さん。
先頭に立って、他の子どもたちに虫がいそうな場所を案内していきます。
早速カブトムシを見つけた子、その後もノコギリカミキリやクワガタのメスなどを次々と見つけていきます。
なかなか虫が見つからない昼間でしたが、まずまずのウォーミングアップとなりました。

小一時間ほど散策をしてペンションに戻り、キャンプ最初の昼食となりました。
最初のメニューはみんな大好きなカレーライス。
かなりの勢いでお代わりをする子が続出。
これは今回の子たちはかなり食べそうな雰囲気が・・・

食後は少しお腹を落ち着かせてから、いよいよ名人ぽんぽこを加えての本格的な昆虫採集のスタート。
ぽんぽこを先頭に、先ほどにも増してゆっくりと気を一本一本チェックしていきます。
ここでも慣れている子はさすが。
他の子が見逃している木や根元からカブトムシやカミキリなどを発見。
何匹か捕まえていたので、他の子にも分けてあげていました。

ぽんぽこが持ってきたバナナを発酵させてものを虫が集まりそうな木に塗って、何カ所かトラップも仕掛けました。
これは夜、そして明日朝のお楽しみ。
池の周りではトンボを追いかけたりして、虫捕りを楽しみました。
それほど多くはありませんが、少しずつ子どもたちのかごの中の虫が増えていきました。

15時過ぎにペンションに戻ってお風呂の準備をします。
今日の温泉はペンションから車で5分ほどの「もみの湯」。
日曜日で混んでるかな?と思いましたが、時間も早かったこともあってそれほどお客さんもおらゆっくりと湯船に浸かることができました。
あがる頃にはぞろぞろと他のお客さんもやってきて、徐々に混みだしてきました。
タイミングよかったですね。

ペンションに戻ったら夕食までは自由時間。
のんびりと体を休めながら、夜の活動に備えます。
ゆっくりと横になって本を読んだり、UNOをしたり、いつの間にか初めて会った子同士でも仲良く遊びだしていました。
少人数のキャンプならではでしたね。

そして夕食も昼食同様、怒涛のおかわりの連続。
みんな本当によく食べるので、ぽんぽこも驚いていました。

少し休憩をしてお腹を休ませて、夜の虫捕りに出かけました。
もちろん目指すは昼間仕掛けたバナナトラップ。
ヘッドランプ・懐中電灯を持ってお目当ての木に向かっていきました。

ちょうどこの時期は、公園内の野外ステージで「星空の映画祭」をやっていて遠くから音や声が聞こえてきますが、子どもたちはそんなことにはまったく興味を示さず、ライトで木を照らしながらカブトムシやクワガタを探していました。
ここでも何匹かのカブトムシ、そしてバナナトラップにはスジクワガタやコクワガタなども何匹か捕獲しました。
明日の朝も散歩がてら公園を歩きます。
明るくなってくるとミヤマクワガタも捕獲するチャンスがあるとのこと。
楽しみですね。

ペンションに戻って就寝準備。
今日は朝早くの集合で疲れていること、そして明日は終日遠征虫捕りとなるので準備ができ次第就寝となりました。
最初はひそひそと話し声が聞こえていましたが、すぐにその声も聞こえなくなりました。
天気予報はどんどん良い方向に変わってきて、最終日まで晴れ予報が続くようになりました。
明日も太陽の下、楽しんでいきたいと思います。

2022年8月7日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama

8/3式根島アドベンチャーキャンプ4日間

天気:晴れ
今日も朝から青空が広がっていました。
キャンプ期間中、本当に天気に恵まれました。
風は昨日よりも弱まり、午前中は最後の海遊びを楽しみ、午後はお土産を買って帰途につきました。

式根島アドベンチャーキャンプ4日間コースの最終日を迎えました。
昨日の夜から男子チームは朝の温泉の計画を立てていて、早起きして出かけていきました。
男の子の数名と女子チームはゆっくりとお休み、最終日の海遊びに備えていました。

すると出かけて30分もしないうちに温泉チームが帰宅。
話しを聞けば、本日は月に1度の湯船の高圧洗浄の日で、露天風呂のお湯をすべて抜いて掃除をしていたとのこと。
どうやら大当たりの日に当たったみたいです。
まあこの分のパワーは海に取っておきましょう。

いつものように7時半に朝食。
みんなキャンプに馴れてきたので、ほとんど残さずに、また食べた後の片付けもきちんとして部屋に戻って決ました。
子どもたちはそうしたことから少しずつ成長していってます。

食事の後は荷物の片付け、そして食堂に荷物を移動して最後の海遊びに出かけます。
ここでもテキパキと動いて、予定の8時半に出発することができました。
今日は初日と同じ石白荘の目の前の石白海岸。
宿の目の前ですので、最終日でも効率的に時間を目いっぱい使うことができます。

海岸に降りてまずはベースを確保します。
まだこの時間は潮が満ちていて、初日の景色とはまったく違った景色が広がっています。
温泉のように温かったたまりももちろん海の中。
その砂浜に向かうにも、ひざ~腰ぐらい海に浸かりながら移動していきます。
そんな状況ですから、スタート時間にはもちろん我々の貸し切り状態。
きれいな小さな砂浜を独り占めです。

準備体操の後、まずは水に体を慣らすために海に入っていきます。
ここのエリアは周りを大きな岩に囲まれているので波は穏やか。
それでも昨日からの風で海の水がかきまわされているので、水温は少し低めかな?といった感じでした。

体を慣らした後はライフジャケットを着けずに、浅いところで潜る練習。
カマキリからやり方を教わって、それぞれ海に潜る練習をしていきます。
そこまでやって一旦休憩、丘に上がって体を温めながら水分補給、そしてアメを口にしてしばらく過ごしました。

休憩後はいよいよ沖まで遠征です。
ちょっと不安な子はライフジャケットを装着し、スタッフに囲まれて沖まで移動していきました。
ライフジャケットをはずすともちろん安全度はさがりますが、海に潜れる分海の中を3D的に見ることができ海での楽しみ方が格段にあがります。
何度も何度も潜りにチャレンジしている子もいました。

人数確認をおこないながら、徐々に場所を移動。
みんなシュノーケルの使い方もうまくなってきて、安心して見ていられるようになりましたね。
もちろん今日もカマキリが捕まえたイシガキフグとの記念撮影。
そして今日はかわいいハコフグとも写真に納まることができました。

しばらくスノーケリングを楽しんで浜に上がります。
その頃になるとだいぶ潮が引いてきて、一般のお客さんもチラホラと浜に入ってきました。
温泉エリアもだいぶ引いてきて、場所によってはかなり温かくなっていて、冷えた体を温めていました。
先ほどまでしっかりと海に入っていたので、残りの時間も海には入らず、浜辺で遊びながら最後の海を楽しんでいました。

民宿に戻って海道具を干し、シャワー。
そして玄関前で最後の食事(お弁当)を食べました。
その後はこれまたお楽しみのお土産タイム。
何軒かあるお土産屋さんをはしごして、みんな好きなものを買ったり、飲み物を買って民宿に戻りました。
干してあった海道具を片付けてパッキング、車に荷物を積んで港へ向かいました。

お世話になった民宿のおじさんとお別れをして海を眺めているとウミガメが。それも2匹も。
みんなの見送りをするように、時おり顔を水面から出してその場でしばらく悠々と泳いでいました。
ほかにもイカの赤ちゃんも登場。
最後にみんなで盛り上がっていました。

船の中では席をまたいでUNOをしたり、今回初めて会った子とも最後まで仲良く過ごしていました。
羽目を外しすぎて注意を受ける場面も多々ありましたが、みんな仲良くそして楽しそうに過ごせたのではないかと思います。

式根島アドベンチャーキャンプ4日間コースが終了しました。
その前の5日間コースからずっと天気にも恵まれて、最高の海遊びができました。
そして全員体調を崩すこともなくキャンプ期間中を過ごしてくれたことが、何よりも喜ばしいことです。
まだまだ夏休みは続きます。
この後もたくさん遊んでたくさん笑って、コロナに負けない免疫力を高めていってください。
それではまたどこかのキャンプで会いましょう!

式根島アドベンチャーキャンプ4日間コース ディレクター小山丈二(ゆうえんち)

2022年8月3日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama

8/2式根島アドベンチャーキャンプ4日間

天気:晴れ時々曇り
午前中は雲が多く出る時間もありましたが、午後になるとまた太陽が中心のお天気となりました。
気温は高めではありましたが、風もあったので比較的過ごしやすい一日でした。
今日は午前中は中の浦でスノーケリング、その後で神引展望台~地鉈温泉と一日中いろいろな場所で遊びました。

昨日はグッスリと眠りについた子どもたち。
疲れもすっかり取れたようで、朝食時間にはみんな元気な顔で食堂に集まってきました。
空には雲は多めでしたが夏の太陽がギラギラと輝いていました。
今日も暑そうです。
ただ西風が強く吹いていたので、今日も風を受ける側の海は波入っているようでした。

朝食もしっかりと食べて活動の準備をします。
今日は朝出発したら夕方まで帰ってこないので、忘れ物がないように入念にチェックをして出発しました。

最初の目的地は中の浦海岸。
ここは式根島にいくつかある海水浴場の一つで、売店やビーチパラソルなどもあって一般のお客さんも多く訪れ滑所ですが、浜から少し入ると急に水深も深くなって大小様々な魚が見られるスノーケリングの絶好ポイントでもあります。
石白荘からは島の反対側に位置しているので、行きは車での送迎となりました。
(ちなみに式根島の周囲は12kmほどなので、歩いてもどこにでも行ける距離です)

民宿から第一便が8時半に出発。
車で10分ほどで中の浦海岸に到着しました。
到着したら木陰でしばし休憩、第二便の到着を待ちます。
そうして全員が揃ったら坂道をテクテクと下って海岸に到着。
まだ早い時間とあってお客さんはまばら、監視小屋の横のスペースに荷物を置いて準備をしました。

石白側と違いこちらは西からの風の影響を受けるため、海側からのうねりがあり、水もかき回されているのでいつもよりも濁り気味でした。
(と言っても海の底までしっかりと見えるぐらい透き通っているのは、さすが式根島です)
まずはライフジャケットのみをつけて水温チェック。
昨日の石白海岸に比べて水がかき回されている分冷たく感じます。
また風も強く吹いていて、時おり雲で太陽が隠されたときは水から上がると寒いぐらいでした。

まあ炎天下での活動に比べたら体力的には負担が少ないのもいいですね。
太陽が出ている時間と隠れている時間が程よく、気持ちよくスノーケリングができました。
ただ波が少し出ていたので、ライフジャケットを脱いで潜ることが難しく、全員装着してのスノーケリングとなりました。

一旦休憩後は軽くおやつ。
魚肉ソーセージが子どもたちに1本ずつ配られました。
実はこのソーセージがポイント。
半分食べて残りの半分は魚たちの餌に。
休憩後のスノーケリングでは、みんなポケットに残り半分のソーセージを忍ばせて、沖へと泳ぎだしていきました。

みんなで近くに寄ってスタンバイ。
魚たちはソーセージの匂いにつられてか、どんどん集まってきます。
子どもたちがソーセージをちぎって手から離すと、我先にと魚たちが食いついていきます。
大小様々な魚が集まってくる姿は圧巻!15分ほど魚と戯れて岸に戻りました。

中の浦海岸は相変わらず波が立っていて、午後もライフジャケットは外せないとのことで早めに切り上げ。
中の浦海岸の駐車場での昼食となりました。
今日の昼食は式根島キャンプ恒例の「菓子パン争奪ジャンケン大会」が始まりました。
今回の1番人気はメロンパン、4個しかないところを11人で壮絶なジャンケンバトルが繰り広げられました。

そして菓子パンとカロリーメイト(こちらもじゃんけん大会)の食事を終え、次なる目的地、神引展望台を目指しました。
20分ぐらいの距離を歩いて神引の駐車場からは岩場の登り、そして展望台に到着すると圧巻の景色が広がっていました。
湿気が多いのか遠くが霞んでいて、大島までは見えませんでしたが、北方向には新島から利島、南側には神津島も見え、先ほど遊んでいた中の浦海岸も足元に見えます。
海には白波が立っていて風の強さがうかがえます。

しばらく佇んで、写真撮影も終え、次なる目的地に向かって歩き出します。
今日は盛りだくさんのプログラムで、次なる目的地は超ワイルドな温泉、地鉈温泉へと40分ほど歩いて行きました。
地鉈温泉は熱い源泉と海の水が混ざって適温となります。
満潮時は入れる範囲が広いのですが、この時間はほぼ海に近いところでなければ熱すぎて入れません。
スタッフで入念にチェックをして、入る場所を決めての入浴となりました。

すぐ横は波が打ち付ける海、結局子どもたちはそちらの方に興味津々。
徐々に海に進出していって、最後は海の中で波に翻弄されながらギャーギャー言いながら楽しんでいました。
あまりに楽しそうだったのであがるタイミングをなかなか言い出せず、結局は1時間半ほど温泉(海?)を楽しみました。

民宿に戻って海用具の片付け、そして夕食までのんびりと過ごしました。
夕食もほとんど残さずにしっかりと食べて夜のプログラム。
今日は釣りチームと、神引展望台の星座観察&雅湯での足湯チームに分かれて行動しました。

星座観察チームは車で神引展望台へ。
最初は曇りがちのそらでしたが、展望台に着いて空を見上げていると徐々に雲が途切れ、満天の星空が広がりだしました。
周りには明かりがないので、目が慣れてくるとさらに星が見えてきて、みんな楽しそうに空を眺めていました。
その後の温泉ものんびりと気持ちよく浸かり、近くで釣りをやっている、釣りチームの様子を見に行くことにしました。

そして釣りチーム。
いつもの式根港の堤防で糸を垂らすと、なんと初っ端に伊勢海老が釣れました!(もちろんこれば写真を撮ってすぐにリリース)
その後もミノカサゴにヤガラ、そしてイサキやその他もろもろと、昨日以上に種類も数もたくさん釣れました。
明日帰るので、釣った魚はすぐにリリース。
釣りチームも最後の晩に大満足でした。

民宿に戻って寝る準備、そして就寝となりました。
明日は最終日、午前中は最後の海遊び、そして午後はお土産を買って帰ります。
全員健康状況も良好、明日も思い切り遊んできます!

2022年8月2日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama

8/1式根島アドベンチャーキャンプ4日間

天気:晴れ時々曇り
夏本番の暑い一日でした。
午後になると時おり雲が太陽を隠しましたが、それが体にとって負担が少なく最後まで集中が途切れることなく海で過ごすことができました。
本日は島の西側にうねりが入っていたので、午前午後と石白海岸でのスノーケリングを楽しみました。

式根島アドベンチャーキャンプ4日間コースが始まりました。
2名は5日間コースとの連続参加になるので、竹芝には9名の子どもたちが集まってきました。
ほとんどの子が常連さん、そしてその友達ということもあって、みんなワイワイと楽しそうに話をしていました。

乗船を済ませて予約をしている特2等の寝室へ向かいます。
この特2等は寝台列車のような形状をしている個室となっており、子どもたちは更新して喜んで荷物を個室に入れていました。
そしてお見送りのお父さん母さんとのお別れに、デッキに出て見えなくなるまで手を振っていました。
その後でさらに上の階に行き、レインボーブリッジの下をくぐるまで夜景を楽しんでいました。

そうして早めに(とはいってももう23時半前ですが)寝室に戻り、歯磨きやトイレを済ませて就寝となりました。
ところが寝付けない子が何人かいて、最終的には明け方にスタッフと日の出を見て、最後は何とか床につきました。

7時前に全員起床して、5階のデッキで朝食となりました。
みんな寝不足か、朝からの蒸し暑さか、ちょっと食欲はありませんでしたが、検温では全員OK。
それでも新島を出て式根島に向かうと、徐々に近づいてくる式根島に興奮。
そして泳いでいるウミガメを発見して興奮。
だんだんいつもの元気を取り戻してきたようです。

式根島野伏港では、5日間コースからの連続参加の二人、そしてスタッフのカマキリ、ミーニがお迎えに来てくれてここで全員集合。
全員そろっての記念写真を撮ったあとで、送迎車で民宿に向かいました。

民宿に到着して部屋に荷物を置いて、すぐに食堂に集まってキャンプでの過ごし方などのお話しをしました。
今回は特にコロナ感染が爆発していることから、自分が罹患しないことはもちろんですが、濃厚接触者にならないためのマスク着用が大切になっています。
特に室内では徹底的にマスクをつけるということで、子どもたちにはいくつかの不便をお願いすることになりますが、その分海では徹底的に楽しみましょう。

船の到着が8時と早かったので、この時点でもまだ9時頃。
ほぼ1日丸々遊べるので効率がいいですね。
今日は本当は大浦海岸でスノーケルの予定でしたが、西風の影響でかなり波が高いということで急遽,宿泊する石白荘近くの石白海岸で遊ぶことにしました。

石白海岸は波もそれほどなく、多少は濁っていましたがそれでもきれいな水に魚もたくさんいて、子どもたちは最初からテンションMAX。
寝不足もなんのその、みんな元気に海に飛び出していきました。
まずはカマキリからマスクとシュノーケルの装着方法や使い方、そしてスノーケル中の安全確認のサインの方法などを教わりました。

そしてライフジャケットを装着してスノーケルを楽しみました。
ライフジャケットを着ていると潜ることはできませんが、安全に海を漂うことができます。
慣れてきた子から徐々にライフジャケットを外して、潜りも楽しんでいきます。

しばらく遊んで一旦民宿に戻って昼食となりました。
今日はお弁当、キャンプではお馴染みの人気の「島のり弁当」をみんなおいしそうに頬張っていました。
民宿のまわりの日陰でしばらく休憩。
そして午後の海遊びを、ふたたび石白海岸で始めました。

午後は最大干潮の時間も重なって、奥の浜からのアプローチ。
5日間コースから連続の二人はライフジャケットを外してのスタートとなりました。
今日来た子たちも明日からはどんどんライフジャケットを外していきます。

途中で大きなイシガキフグを捕まえて、みんなで記念撮影。
そして色とりどりの魚を眺めたりしながら、みんなスイスイと自由に海を移動できるようになってきています。
当初は寝不足の疲れも考慮して早めに切り上げる予定でしたが、結局15時過ぎまでたっぷりと初日の海を楽しみました。
途中、今日の午後ジェット船で東京に戻るミーニとお別れ。

そのあとで温泉に聞きましが、子どもたちは温泉に浸かるよりも、ボルダリング遊びに夢中でした。
民宿に戻って海道具を片付けて、水着やラッシュガードを水洗いし、シャワーを浴びてのんびりと過ごしていました。

そして夕食、民宿の素朴な家庭料理のおかず。
みんなかなりの食欲で、電子ジャーのお米がほぼなくなるぐらいおかわりをしていました。
食欲もすっかりと戻ったようです。

まだまだ終わりません。
夜は子どもたち全員が釣りを希望したので、近くの式根港の堤防へ行きました。
最初にカマキリが釣り方の説明をして見本で糸をたらしたら、なんといきなりヒット!
サイズは小ぶりながらイサキがヒットしました。

その後は子どもたちが順番に釣りを始めて、立て続けにヒット。
徐々にバケツが埋まっていきました。
潮目があまり良くなかったのか、その後はあまり釣果があがりませんでしたが、それでもみんな夢中に釣りを楽しんでいました。

時間はもうすでに21時半過ぎ、急いで民宿に戻って就寝となりました。
さすがに今日はグッスリと眠ってくれることでしょう。
明日は中の浦海岸に遠征して終日海遊び、そして神引展望台に地鉈温泉にも寄っていく予定です。
だだ明日の風や海の状況も判断して、臨機応変に楽しんでいきたいと思います。

2022年8月1日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama