天気:晴れのち曇り、一時雨
天気予報では午前中から雨が降るとのことでしたが、途中パラっと雨が降っただけでした。
朝は最後の虫捕りに、そして午前中は標本づくりをして、自然文化園でお土産の購入、そしておもしろ自転車で遊んで帰りました。
ファーブルキャンプの最終日を迎えました。
昨晩遅くにはまとまった雨が降る時間もありましたが、朝起きると青空も見え、今日も穏やかな朝を迎えました。
さすがに昨日はたっぷりと遊んだ子どもたち、今朝はスタッフが起こすまでほとんどの子は爆睡状態でした。
みんなしっかりと休めたので目覚めも良く、今朝も最後の虫探しに自然文化園へと出かけました。
昨日にも増して涼しげな空気、思ったよりも天気も安定していて、気持ちよく公園内をお散歩しました。
今日は気分を変えていつもとは反対方向に歩いていきます。
やはり気温や雨の関係もあってか、昆虫がいそうな木にも気配すら感じません。
ただ子どもたちはいつでも真剣そのもの、目を凝らしながら1本1本木を確認していきます。
最後に向かうはミヤマクワガタをゲットした例の木。
今日も樹液にスズメバチが訪れていました。
すると黒い影がチラホラと・・・
なんとカブトムシのメスを発見、そして緑色に輝くカナブンも見つけることができました。
結局その木からカブトムシのメスを2匹、カナブンを2匹捕まえることができました。
最後の虫捕りになかなかの成果でしたね。
ペンションに戻って朝食、そして最終日なので荷物の片づけをして1Fの食堂に荷物を移動しました。
特に男の子の部屋は泥棒に入られたように荷物が散乱していましたが、昨日の空き時間、みーあと一緒に荷物整理をあらかた終えていたので、みんなスムーズに片づけを済ませました。
宅配便で送る準備も済ませ、帰りの服に着替えて、後は出発まで遊びつくして帰るだけとなりました。
予想以上にみんな頑張って動いたので、9時ごろには次のプログラムを始めることができました。
今日のメインの活動は標本づくり、この標本づくりを楽しみにしていた子もたくさんいます。
昨日捕まえたタマムシにカナブン各種、そして今回カブトムシが捕れなかったときを考えてポンポコがあらかじめ捕っておいてくれたカブトムシも含めて標本の題材となりました。
標本づくりは根気と集中力が大切です。
ピンセットで足をきれいに整えて、発砲ボードに待ち針で固定する細かな作業。
ここでも個性がよく表れていて面白かったですね。
1時間半ほどの作業でほとんどの子が完成、最後はポンポコに標本箱に固定してもらって完成となりました。
自分で作った標本に満足げな子どもたち、一人一人標本と一緒に満面の笑顔で記念撮影をしました。
標本づくりの後は少しのんびりと食堂のスペースで遊んだり、お持ち帰りの生きた昆虫たちと遊んでいました。
昼食前にみんなで、すっかりおなじみの自然文化園へお土産を買いに行きました。
昨日プラネタリウム見学の際に下見をしておいたので、みんなスムーズに買い物を済ませました。
子どもたちの考え抜いたお土産、楽しみにしていてください。
最後の昼食は親子丼、これがまた大好評でおかわりの連続で、最後はおかわりが足りなくなるほどきれいに食べつくしました。
そしてペンション出発まで残り1時間ほど。
最後の時間はまたまた自然文化園で、おもしろ自転車で遊ぶことにしました。
自然文化園はペンションから歩いて5分もかからないので、行ったり来たりがとても便利でしたね。
おもしろ自転車で遊び始めてすぐ、突然雨が降ってきました。
それほど強くはないものの、軒下での待機となりました。
その雨も10分ほどであがり、その後は時間まで自転車を楽しんでいました。
考えてみるとこの期間中、雨の影響を受けたのはこの10分ほどでした。
当初の天気予報を考えると、なんとまあラッキーなキャンプとなりました。
ペンションから車で小淵沢駅へ。
小淵沢駅では雨が降り始めました。
電車の中ではトランプや折り紙をして仲良く遊んでいます。
キャンプの延長でテンションが上がりすぎる場面ではスタッフが注意を促しますが、まあ最後まで元気に過ごせたんは何よりでしたね。
今回の八ヶ岳ファーブルキャンプを終え、ドルフィンスポーツアカデミーの夏の活動はすべて終了しました。
昨年に引き続き(昨年にも増して)新型コロナの感染が拡大する中、また雨の被害が各地で発生する中、大勢ご参加いただいてありがとうございました。
マスクや手洗いの徹底、公共の場での振る舞いなど、子どもたちにはいろいろと我慢してもらうところもありましたが、我々だけの虫捕りの時間、そして貸し切りペンションでの時間は、みんな本当に活き活きとした表情で楽しんでいましたね。
またキャンプや日帰りの活動でも一緒に遊びましょう。
コロナに負けずに元気に過ごしてください。
八ヶ岳ファーブルキャンプディレクター 小山丈二(ゆうえんち)