天気:晴れ
11月とは思えないような暖かな一日でした。
それでも活動場所の秘密基地「日影沢ベース」は森の中、そして近くに小川が流れていることもあって昼間でもひんやりと感じられました。
今日の午前中はます釣り、そして日影沢ベースに到着してからはひたすら焚き火、そして子どもたちがやりたいことを自由に遊びました。
秋の焚き火とサバイバルキャンプが始まりました。
2日間子どもたちが過ごす場所は裏高尾の森の中、キャンプでもお馴染みの岩越さん(いわごちん)が所有する野趣あふれるワクワクドキドキのフィールド。
そこで焚き火を中心に自由に森の中で遊びまくります。
新宿駅での集合からみんな元気いっぱい。
テンションもすぐに上がってしまう元気すぎる子どもたちをなだめながら、中央線青梅快速に乗車して最初の目的地「小作駅」を目指しました。
1時間ほどで小作駅に到着。
そこからはのんびりと20分ほど歩いて「多摩川養殖釣り堀場」に到着。
連休初日ということもあり、たくさんのお客さんが釣りを楽しんでいました。
そこで今回の特別講師&施設を提供してくれるいわごちんと合流。
コーヒー名人&森のマイスターの福ちゃんも駆けつけてくれて、贅沢なスタッフでサバイバルキャンプが始まりました。
子どもたちの最初のミッションは、1人2匹のマスを釣り上げること。
釣れなければ期間中のおかずが一品減ってしまいます。
さあみんな頑張ってくださいね。
まずは簡単に竿の扱い方を教わって、餌を針につけてニジマスが泳いでいる池に糸を垂らします。
餌は練り餌ですが、これを針につけるのにコツがいります。
程よい大きさにちぎって丸めてつけるのですが、ボロボロとすぐに崩れるのですぐに餌が針からはずれてしまいます。
勢いよく池の中に入れるとすぐに取れてしまうし、なかなか魚が針に喰らいついてくれません。
そんな悪戦苦闘をしながらもまずは最初の一人がゲット!
そして次々にニジマスを釣り上げていきますが、そこからがまた大変。
「ギャー、怖い!!!」「ぬるぬるしている!!気持ちいー!!!」と釣り上げた魚をバケツに入れるのが一苦労。
結局スタッフの手を借りながら何とか一人二匹の魚を釣り上げることができました。
いわごちんの車に大きな荷物を積んでもらって釣り堀を後にし、駅に向かう途中の公園でお弁当を食べました。
もうその頃にはみんな仲良くなっていて、友人同士、男女隔たりなく楽しそうにおしゃべりをしていました。
小作駅から次に向かうは高尾駅。
高尾駅からはバスに乗って、15分ほど走って日蔭バス停で下車しました。
先ほどまでと違って周りはもう山の中、そこからさらに山道を15分ほど歩いてやっと秘密基地「日影沢ベース」に到着しました。
いわごちんはすでに焚火の用意をしてくれていて、まずは荷物を小屋の中に入れて遊ぶ準備をします。
外見からは想像もつかないほど素敵な内装。
薪ストーブもあって子どもたちは大喜びでしたが、「どこで寝るの?」の質問に「ここでみんなで雑魚寝だよ」と答えたら、何人かは目が点になっていました。
そんなこんなする中で、長袖に軍手、そして暗くなってから必要となるライトの準備もして、いわごちんの待つ焚き火場へ向かっていきました。
まずは焚き火場でいわごちんからのお話し。
好きに遊べると言っても“好き勝手に”遊べるわけではありません。
最低限のルールを守って、その中で安全に楽しく遊ぶ術を子どもたちには身につけてもらえるようにお話をしました。
最初に周りの探検をしようとなって、まずは近くの沢に降りていきました。
すでにハイテンション状態の子どもたちは、早速飛び石を渡りながら歩きだしますが・・・
案の定ドボンドボンと・・・あっという間に靴がビショビショの子が・・・
先が思いやられます。
その後は山道を歩きながら秘密基地の上に出て、いわごちんが設置したブランコで遊んだり木登りをしたりと、徐々に子どもたちが主体的に遊びだすようになりました。
そこからは子どもたちが自由に動き回ります。
焚き火に拾ってきた木をくべて遊んだり、丸太を輪切りにして名札の材料を作成したり。
またスコップを持ち出してモグラが掘った穴をさらに深く掘り下げたり、ハンモックに揺られて遊んだりと・・・
それこそ自由に好きなことを好きなように、夢中になって遊び惚けていました。
みんなドロドロになって遊び惚けて部屋に戻ると、今夜の夕食の山賊鍋がぐつぐつと煮えていて、いよいよお楽しみの優勝となりました。
鍋の具材がなくなったらそこにうどんと、福ちゃんの差し入れの宇都宮餃子とを入れて最後に卵とじを加えて、水餃子入り特製かきたまうどんの完成。
最後までおいしくいただきましたね。
食後は再び外に出て、焚火とマシュマロ焼きを楽しみました。
もうすっかりマキのくべ方も火吹き竹の扱い方も慣れてきたようで、時間が過ぎるのも忘れて焚火に夢中になっていました。
途中で交代でシャワーを浴びて、みんな部屋に戻ってきました。
そして雑魚寝の時間です。
広いオープンな部屋の中で、女の子エリアと男の子エリアに分かれてマットを敷いて寝袋を広げます。
小屋に着いた時は目が点だった子たちも、そんなことも気にせずに寝袋の中に入って一人一人と寝息を立てていました。
明日は朝から外での活動。
焚き火場で特製のホットサンドを作ります。
帰るまで秘密基地で、とことん子どもたちの好きなように、好きなことをやりながら過ごします。
もちろん今日釣ったニジマスはどこかの場面で出てきますよ。
子どもたちはみんな元気いっぱい。
明日もたくさん遊んできます。