11/3秋の焚き火とサバイバルキャンプ

天気:晴れ
11月とは思えないような暖かな一日でした。
それでも活動場所の秘密基地「日影沢ベース」は森の中、そして近くに小川が流れていることもあって昼間でもひんやりと感じられました。
今日の午前中はます釣り、そして日影沢ベースに到着してからはひたすら焚き火、そして子どもたちがやりたいことを自由に遊びました。

秋の焚き火とサバイバルキャンプが始まりました。
2日間子どもたちが過ごす場所は裏高尾の森の中、キャンプでもお馴染みの岩越さん(いわごちん)が所有する野趣あふれるワクワクドキドキのフィールド。
そこで焚き火を中心に自由に森の中で遊びまくります。

新宿駅での集合からみんな元気いっぱい。
テンションもすぐに上がってしまう元気すぎる子どもたちをなだめながら、中央線青梅快速に乗車して最初の目的地「小作駅」を目指しました。
1時間ほどで小作駅に到着。
そこからはのんびりと20分ほど歩いて「多摩川養殖釣り堀場」に到着。
連休初日ということもあり、たくさんのお客さんが釣りを楽しんでいました。

そこで今回の特別講師&施設を提供してくれるいわごちんと合流。
コーヒー名人&森のマイスターの福ちゃんも駆けつけてくれて、贅沢なスタッフでサバイバルキャンプが始まりました。

子どもたちの最初のミッションは、1人2匹のマスを釣り上げること。
釣れなければ期間中のおかずが一品減ってしまいます。
さあみんな頑張ってくださいね。

まずは簡単に竿の扱い方を教わって、餌を針につけてニジマスが泳いでいる池に糸を垂らします。
餌は練り餌ですが、これを針につけるのにコツがいります。
程よい大きさにちぎって丸めてつけるのですが、ボロボロとすぐに崩れるのですぐに餌が針からはずれてしまいます。
勢いよく池の中に入れるとすぐに取れてしまうし、なかなか魚が針に喰らいついてくれません。

そんな悪戦苦闘をしながらもまずは最初の一人がゲット!
そして次々にニジマスを釣り上げていきますが、そこからがまた大変。
「ギャー、怖い!!!」「ぬるぬるしている!!気持ちいー!!!」と釣り上げた魚をバケツに入れるのが一苦労。
結局スタッフの手を借りながら何とか一人二匹の魚を釣り上げることができました。

いわごちんの車に大きな荷物を積んでもらって釣り堀を後にし、駅に向かう途中の公園でお弁当を食べました。
もうその頃にはみんな仲良くなっていて、友人同士、男女隔たりなく楽しそうにおしゃべりをしていました。

小作駅から次に向かうは高尾駅。
高尾駅からはバスに乗って、15分ほど走って日蔭バス停で下車しました。
先ほどまでと違って周りはもう山の中、そこからさらに山道を15分ほど歩いてやっと秘密基地「日影沢ベース」に到着しました。

いわごちんはすでに焚火の用意をしてくれていて、まずは荷物を小屋の中に入れて遊ぶ準備をします。
外見からは想像もつかないほど素敵な内装。
薪ストーブもあって子どもたちは大喜びでしたが、「どこで寝るの?」の質問に「ここでみんなで雑魚寝だよ」と答えたら、何人かは目が点になっていました。
そんなこんなする中で、長袖に軍手、そして暗くなってから必要となるライトの準備もして、いわごちんの待つ焚き火場へ向かっていきました。

まずは焚き火場でいわごちんからのお話し。
好きに遊べると言っても“好き勝手に”遊べるわけではありません。
最低限のルールを守って、その中で安全に楽しく遊ぶ術を子どもたちには身につけてもらえるようにお話をしました。

最初に周りの探検をしようとなって、まずは近くの沢に降りていきました。
すでにハイテンション状態の子どもたちは、早速飛び石を渡りながら歩きだしますが・・・
案の定ドボンドボンと・・・あっという間に靴がビショビショの子が・・・
先が思いやられます。

その後は山道を歩きながら秘密基地の上に出て、いわごちんが設置したブランコで遊んだり木登りをしたりと、徐々に子どもたちが主体的に遊びだすようになりました。
そこからは子どもたちが自由に動き回ります。
焚き火に拾ってきた木をくべて遊んだり、丸太を輪切りにして名札の材料を作成したり。
またスコップを持ち出してモグラが掘った穴をさらに深く掘り下げたり、ハンモックに揺られて遊んだりと・・・
それこそ自由に好きなことを好きなように、夢中になって遊び惚けていました。

みんなドロドロになって遊び惚けて部屋に戻ると、今夜の夕食の山賊鍋がぐつぐつと煮えていて、いよいよお楽しみの優勝となりました。
鍋の具材がなくなったらそこにうどんと、福ちゃんの差し入れの宇都宮餃子とを入れて最後に卵とじを加えて、水餃子入り特製かきたまうどんの完成。
最後までおいしくいただきましたね。

食後は再び外に出て、焚火とマシュマロ焼きを楽しみました。
もうすっかりマキのくべ方も火吹き竹の扱い方も慣れてきたようで、時間が過ぎるのも忘れて焚火に夢中になっていました。
途中で交代でシャワーを浴びて、みんな部屋に戻ってきました。

そして雑魚寝の時間です。
広いオープンな部屋の中で、女の子エリアと男の子エリアに分かれてマットを敷いて寝袋を広げます。
小屋に着いた時は目が点だった子たちも、そんなことも気にせずに寝袋の中に入って一人一人と寝息を立てていました。

明日は朝から外での活動。
焚き火場で特製のホットサンドを作ります。
帰るまで秘密基地で、とことん子どもたちの好きなように、好きなことをやりながら過ごします。
もちろん今日釣ったニジマスはどこかの場面で出てきますよ。
子どもたちはみんな元気いっぱい。
明日もたくさん遊んできます。

2023年11月3日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama

10/22森のわんぱくパティシエ

天気:晴れ
気持ちのいい秋空が広がりました。
日陰はひんやりとしていましたが、日の当たる場所はポカポカとして過ごしやすい一日でした。

ドルフィンスポーツアカデミー秋の恒例プログラム、「森のわんぱくパティシエ」が始まりました。
実施場所はいつもの国立オリンピック記念青少年総合センター。
東京のど真ん中で焚き火ができるという貴重な場所です。
時間をたっぷりと、有効に使えるところもいいですね。

朝晩は秋らしくなったものの昼間はまだまだ気温が高い日が続いていましたが、今日は冬型となって20℃に届かないとのこと。
それでも日差しはポカポカで、活動するのには最高の日です。
今回は東京のど真ん中ということで、現地集合解散。
野外活動広場に子どもたちが集まってきました。

全員集まったところで、今日作るスイーツの発表、そして早速準備を始めました。
今日作るものは「お団子」、中秋の名月は過ぎましたがみんなでおいしいお団子を作りましょう!

まずはしっかりと手を洗います。
しかし周りのものに興味津々の子どもたちは、すぐに落ち葉をいじったり木の棒を拾ったり・・・
そのたびに手の洗い直しとなるもんですから、なかなか作業に移れません。
まあ今回はそれほど行程に時間がかかるものでもありませんので、のんびりといきましょう。

やっとみんなが揃ったのでお団子の元となる生地を練っていきます。
大きなボールの中に上新粉と白玉粉、そしてお砂糖と水をいれて力を込めて練っていきます。
ここでは粉にまみれた手で服や顔を触るもんですから、あちこちが粉まみれに・・・
まあ見ていて飽きない子たちです。

みんな一生懸命に力を込めていますが、やはり最後はかなり力がいります。
仕上げはスタッフがヒーヒー言いながら生地を練って、子どもたちは一生懸命応援をしていました。
生地が出来上がったら、小さくちぎってきれいに丸めてお団子を形成していきます。
大きさはバラバラで形もいびつなものもありますが、みんなで頑張って100個以上のお団子を作り上げました。

ここで一休み、お団子を茹でている間に、広場に積もっている落ち葉で遊んでいました。
その落ち葉のすごい量に、秋の深まりを感じることができましたね。
都会のど真ん中であるものの、活動場所の空間は静かで自然豊か。
そんな小さな自然の中で自らが遊びを発見していくのは、さすが子どもは遊びの天才です。

そして茹で上がったお団子を串に刺していきます。
自分の指を刺さないように慎重に、1本の串に3つのお団子を刺して完成となります。
ここでみんなで口ずさむのはもちろん「だんご三兄弟」。
今の子どもたちも知っているんですね。

子どもたちが頑張ってお団子づくりをしている間に、本部では昼食作り。
子どもたちの大好きなミートソースで、みんな大喜びでおかわりの連続。
吸血鬼のように口の周りを真っ赤にしながら、お腹いっぱいに食べていました。

そしてお団子づくりも最終局面。
炭火でじっくりと焼いて焦げ目をつけていきます。
そのままみたらし餡やあんこをつけるだけでも美味しいのですが、火にあぶることで風味や食間がまたワンランク高まります。
みんなでカマドを囲みながら焼いていきますが、火に当たりながらポカポカして気持ちよかったですね。

焼きあがったお団子をお皿に並べて、そこに本部で作ったみたらし餡やあんこをかけて食べます。
お昼ご飯を食べたばかりだったのでここでは味見程度、残りはおやつで食べる予定でいたが・・・
みんな食べるわ食べるわ・・・
30本以上あったお団子が、2本残してあっという間に消えていきました。
特にみたらし団子が大人気でしたね。

お腹が満腹になったらまた広場で遊んでいましたが、まだまだ時間もあったので、施設の隣にある渋谷区ポニー公園に遊びに行きました。
野外活動広場からはすぐに見える場所ですが、施設のゲートをぐるっと回っていくので15分ぐらい歩くことになりますが、腹ごしらえにのんびりと歩いていきます。

ポニー公園に到着したらお目当てのポニーにすぐに乗れるということで、まずは1人ずつポニーに乗せてもらいました。
初めて馬に乗る子はおっかなびっくりの様子でしたが、いい体験ができましたね。
その後はポニーに触ったり施設内で遊んだりして過ごし、再び野外活動広場に戻ってきました。
取っておいた2本のお団子をみんなで分けて、残った時間はまた飽きもせずに広場で走り回っていました。

たくさん食べてたくさん遊んだ一日となりましたね。
さてさて来年はどんなスイーツが待っているのでしょうか??

2023年10月23日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama

10/1南房総フィッシングキャンプ

天気:雨のち曇りのち晴れ
明け方まで風も強く時折激しく雨が降っていました。
その後は曇りから徐々に晴れてきて、夏のような強烈な日差しが降り注ぎました。
今日は朝一番で地引網&朝食、午前中は磯遊びを楽しみました。

昨晩は夜遅くからビュービューと風が吹き出し、時折雨粒が強く叩きつけていました。
今朝の地引網は実施できるのだろうか??
網の引き始め時間は朝の7時40分、6時15分には子どもたちを起こして(もう起きていましたが)布団を片付けて準備を始めました。

出発前には雨は止みましたがまだまだ風は強く吹いています。
それでも何とか実施はできるとのことで、念のために雨具を着用して会場の浜辺までのんびりと歩いていきました。
到着したのは7時20分頃でしたが、もうみんな海辺に移動していて網を引き始めています。
どうやら風や波を考えて、早めにできる時間にスタートをするとのこと。
われわれドルフィン軍団も、早速その輪の中に加わりました。

最近の地引網は機械で引き上げるところも多くなりましたが、ここ岩井ではすべてが人力。
両側のロープの引くタイミングを合わせながら、網を引っ張っていきます。
大勢のお客さんに混ざりながら、子どもたちも地引網を楽しんでいました。

徐々に網が見えてきて左右のロープを狭めていき、網の本体が近づいてきました。
そこには大小の魚がたくさん入っています。
アジを始めブリの子どもやヒラメ、そして小さなサメも入っていてみんな大興奮。
捕れた魚は漁師さんが説明をしてくれて、そしていよいよ待望の朝食となりました。

宿泊している甚五郎さんのテーブルにつき、おかずを取りに行きます。
お刺身に焼き魚、天ぷら、ポテトフライなどなど。
朝から豪華すぎる朝食に子どもたちは大興奮、甚五郎さんで用意してくれたおにぎりは後回しにして、みんな魚のおかずに群がっていました。
途中からは網で捕れたてのプリップリの魚もお目見えして、大満足でした。
他のお客さんはゆっくりと朝食を楽しんでいましたが、その後もまだまだ遊ぶ我々は満腹になったらすぐに宿に戻っていきました。

戻ったら荷物をすぐにまとめて子どもたちの希望する磯遊びに出かけます。
宿にはもう戻ってきませんので、宿の女将さんにご挨拶をしてへんべえの車に乗り込みました。
天気はどんどん回復してきて、もうすっかり青空が中心の空に、そして気温もグングンと上昇してきました。
風はだいぶ収まってきましたが、波は相変わらず高い状況。
海岸べりを走りながら磯遊びの場所を見ていきます。

最初にあてをつけていた場所に行くと波が激しく打ち付けていて、これは無理だなということで夏のキャンプでもおじゃました保田の海岸に向かいました。
するとそこだけ穏やかな海面、端にある磯も徐々に引き出していい感じで遊べそうです。
近くの駐車場に車を停めて、午前中は保田の海岸で遊ぶことにしました。

磯の一角に荷物を置いて早速海に飛び込んでいきます。
磯の一部はタイドプールのようになっていて、小さな子でも安心してストレスなく遊ぶことができ、子どもたちはそれぞれ好きなように魚やカニを追いかけていました。
気温もさらに上がってきたので、浅い場所に寝っ転がって全身をビショビショにしながら楽しそうに遊んでいました。
潮もさらに引いてきて最大干潮の11時半ごろにはさらに遊ぶ範囲も広がってきて、午前中たっぷりと海で過ごすことができました。

お昼になったので海から上がって移動。
途中のコンビニでおにぎりを買って、へんべえの家に向かいました。
昨日釣ったメジナは内臓を取ってへんべの家の冷蔵庫に入っています。
そのメジナを塩焼きにしておにぎりと一緒に昼食にします。

へんべえの家に着いたら砂だらけの靴を洗って、早速昼食の準備。
子どもたちはメジナのうろこをペットボトルの蓋をつかってはがしていきます。
そこに切れ目を入れて塩をまぶして炭火の上に。
美味しそうに焼けている魚を、みんな物欲しそうにじっと眺めていきます。

魚が焼きあがったらいよいよ昼食。
おにぎりを頬張りながら、自分たちで釣ったメジナを美味しそうに食べていました。
いやいや本当においしかったですね。
朝に続いて大満足の食事でした。

片付けをしたら近くの温泉でさっぱりとします。
ここにある貸切風呂が運よく借りられて、みんな大はしゃぎでお風呂に浸かっていました。
いつもだと他のお客さんがいるので静かにするように言われますが、貸し切りなので思う存分はしゃぎながらお風呂を楽しんでいました。
お風呂から上がったらしばらくは脱衣所のイスでのんびりと、クーラーで火照った体を冷ましました。

温泉を出発してまだ時間もあったので、岩井駅の途中の道の駅「富楽里とみやま」に寄ることに。
そこで帰りに飲む飲料を手に入れて、お土産を買いたい子は気に入ったものを手にしていました。
岩井駅で2日間お世話になった講師のへんべえとお別れをして、特急列車新宿さざなみ号に乗車しました。
電車の中では遊び疲れたのか、ぐっすりと眠っていた子もいて最後は静かに過ごしていました。

2日間という短いキャンプでしたが、盛りだくさんの内容で楽しめましたね。
人数が少なかったので、臨機応変に動き回ることができたのも良かったと思います。
いよいよ本格的な秋にも突入、そして待望のスキーシーズンも近づいてきました。
またどこかのキャンプで会いましょう!

南房総フィッシングキャンプディレクター 小山丈二(ゆうえんち)

2023年10月2日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama

9/30南房総フィッシングキャンプ

天気:曇りのち晴れ
午前中は雲が主役の天気。
お昼ごろからは夏のような日差しが降り注ぎました。
現地の到着時間は早かったので、午後は館山まで遠征をして魚釣りを楽しみました。

南房総フィッシングキャンプの初日。
この土日は時折り通り雨が降るような不安定な予報も出ていますが、はたしてどうなることやら??
朝晩は涼しい日が多くなりやっと秋の訪れを感じてきましたが、昼間はまだまだ暑い日が続いています。
そんな中、新宿駅の集合場所には元気に子どもたちが集まってきました。

今回の参加者はたったの3人!
ちょっと寂しい人数ですが、小回りもきくのでいつもは行けない場所にも行けそうですね。

集合もスムーズ、すぐに房総特急「新宿さざなみ号」のホームに移動しました。
千葉といえどもアクセスは不便。
ただ週末には直通の臨時特急が出ているので便利ですね。
電車の中でおしゃべりをしながら、2時間ほどで目的地の岩井駅に到着しました。

岩井駅では今回の特別講師、釣り名人のへんべえと合流。
へんべえの車に乗って、2日間お世話になる「甚五郎」さんに向かいました。
まだ10時過ぎといった早い時間でしたが、部屋に荷物を入れさせていただき、早速釣りに行く準備をします。
子どもたちは早く釣りがしたくてうずうずしています。

へんべえと話をしたところ、明日は風が少し強くなるとのことで、南西からの風が直接当たる館山のポイントに今日のうちに行っておこうとなりました。
車で30分ほどの移動となりますが、堤防からは型のいいメジナも釣れるといった絶好のポイントです。
途中でお弁当を購入して館山に向かいました。

館山に到着してまずは海を見ながらのお弁当。
このあたりはチャーシューがのったお弁当が名物とのことで、みんな選んだのがチャーシュー弁当。
名物ということだけあって、本当に美味しかったですね。

腹ごなしのあとはいよいよ釣りが始まります。
みんなで道具を手分けして持って、堤防の一番奥のポイントまで歩いていきます。
時おり雲に覆われる時間はあるものの、まだまだ太陽の日差しは強烈で、水分補給もしっかりとしながら釣りの準備を始めました。

今日の最大干潮は11時過ぎ、ちょうど釣りを始める頃に潮があげ始めるので、タイミング的にはまずまず。
後は子どもたちの頑張り次第ですね。
最初のうちは短い竿で、岩の間の隙間を狙った穴釣りをしていましたが、釣り針が引っかかりまくりでのべ竿での釣りに切り替えました。
へんべえにエサのつけ方や竿の扱いなどを教わって、それぞれが糸を垂らします。
さてさて本日の釣果はいかほどに。

最初のうちはエサをつけるのにかなり時間がかかり、糸を垂らしたと思ったらすぐにエサをとられるといった状況で、釣りというよりもエサ付けをやってるような感じでした。
それでも徐々に狙ったポイントにも針を落とせるようになって、また合わせるタイミングも良くなってきて、やっと1匹目を釣り上げました。
こちらはなかなかのいいサイズのメジナ、釣った子以外もみんな大興奮でモチベーションも爆あがりしてきました。

その後もサイズの小さいメジナが2匹、ニシキベラが1匹と、とりあえず全員が釣ることができました。
徐々に潮が満ちてきて場所を移動しながら粘りましたが、その後はあたりはあるものの釣果を伸ばすことはできませんでした。
まあそれでも子どもたちは満足そうでしたね。
メジナはその場ではらわただけ取り除いて(もちろん子どもたちで)、明日食べられるように準備をしておきました。

旅館に戻ったらみんなでお風呂に入って、夕食までの時間はテレビを見たり部屋でのんびりと過ごしました。
そして待望の夕食。
昼食のお弁当を11時過ぎには食べていたので、もうみんなお腹はペコペコです。
子どもたちの食事は唐揚げやグラタン、ナポリタンなどの子どもメニューで、子どもたちが期待していたどっさりのお刺身は出ませんでしたが、それは明日の地引網時の朝食に取っておきましょう。
ただみんなよく食べていましたね。

そして夜のプログラム。
みんなで話し合った末に、小さな漁港まで夜の探検(もちろん釣り道具も用意して)に出かけることにしました。
今日は中秋の名月の次の日ということできれいな月も顔を出していて、風は少し強めに吹いていましたが気持ちのいい夜でした。

堤防から海に向かってヘッドランプを照らすと、小さな魚が寄ってきます。
するとそこに細長い魚を発見。
網ですくってみると、小さなダツが入っていました。
そのダツを見たとたんに、子どもたちのテンションもまたまた爆あがり。
へんべえが釣竿を取り出して糸を垂れると、すぐにフグがかかりました。

その後は順番に釣ることにして、クロボシイシモチやフグなどの小魚を釣り上げていきました。
すべて小ぶりの魚でしたので、先ほどのダツも含めてすべてリリース。
昼間よりもテンポよく釣り上げることができたので、子どもたちも満足げでした。

旅館に戻ってすぐに寝る準備。
21時頃にはみんな布団に入りました。
明日は早朝から地引網のイベントに参加して、そこでお刺身や天ぷらなどをおかずに朝食をたべます。

そして午前中は磯遊びをしながら釣りをしたりと海を満喫。
ただ風が強そうなので、風の具合を見ての遊びとなりそうです。
お昼はへんべえの家に行っておにぎりと今日釣った魚を食べて、温泉にいってから帰路に就く予定です。
明日も盛りだくさん。
たくさん遊んできます!

2023年9月30日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama

9/24公園に隠された謎を探れ2

天気:曇りのち晴れ
午前中は雲が主役、午後からは徐々に晴れてきて気温も上昇してきました。
ただ湿度は低く、カラッとした気持ちのいい一日となりました。

本日の探検学校はお台場のベイエリアで展開される「謎解きハイキング」。
海はもちろんのこと、エリア内のあちらこちらに自然豊かな公園や史跡、そしてお楽しみの施設も満載のスポット。
そんな広大なエリアを縦横無尽に歩き回ります。
果たして謎は解けるのか??

集合場所の東京駅は修学旅行の団体で溢れかえっています。
そんな中、リュックサックを背負ったちびっ子たちが、元気に集まってきましたす。
今回は少数精鋭の(たったの?)6名。
それも幼児と小学生の3組の兄弟といった、これまた分かりやすい組み合わせとなりました。

東京駅の横須賀線ホームに降りる前の広いスペースを利用して、まずはゲームのルール説明。
なぜこんなところでするのかというと、幼児チームと小学生チームではゆりかもめの下車駅(スタート地点)が違っているために、まだ全員が揃っているスタート前に始めることに。
みんな真剣にゲームの説明を受けていました。

(ゲーム内容)
①それぞれのチームの地図に記されているポイントに向かい写真と同じ場所で撮影をして、「謎の司令官」にミッション完了のLINEを送る
②ミッション完了が確認できたら、「謎の司令官」からいくつかの数字が送られてくる
③クリアファイルに収まれている「謎解き乱数表」内の同じ数字を、クリアファイルの上からマジックで塗りつぶす
④それぞれのチームが全てのポイントを周ると、2チームが合流する場所と時間が送られてくる
⑤2チームが合流してそれぞれ塗りつぶした場所をさらに合すと、4つのマスが残る
⑥そのクリアファイルに「謎解き暗号表」を入れると、謎解きの文章が浮かび上がる

無事ミッションをクリアして、全員合流することができるのか?
また謎解きの文章は解読できるのか??
そして謎の司令官の正体は???

ゲーム説明を終えたら横須賀線に乗車、お隣の新橋駅からはゆりかもめに乗り込みました。
小学生チームはレインボーブリッジの手前の芝浦ふ頭駅で下車。
何と最初のポイントはレインボーブリッジの橋の上!
最初から過酷なミッションが待ち受けていました。

幼児チームは台場駅で下車。
小学生チームと比べると歩く距離はだいぶ短くなりますが、地図をしっかりと読まなければポイントにたどり着けません。
駅前でまずはしっかりと方向を確かめてからの出発となりました。

幼児チームは年長さんの男の子1名と年少さんの女の子2名。
年長さんの男の子が隊長を名乗り出て、積極的に地図を見てポイントの方向を見定めていきます。
地図上の海の位置を把握しながら実際の景色と見比べて、慎重に場所を確認していきます。
さすがのリーダーシップで、最初のポイントをあっという間にクリアしていきました。

すかさず「謎の司令官」から数字が送られてきて、「司令官はどこにいるんだ?」「どこからか見ているのか?」との詮索が。
子どもたちの行動全体が見渡せる、ホテルグランドニッコー東京が怪しい、などと楽しそうに会話をしながら歩いていました。

2つ目のポイントも地図上でしっかりと確認をして、こちらもスムーズにクリア。
噴水に手をかざして遊んだり、海に泳ぐ大きな魚を見つけたりしながら楽しそうに走り回っていました。
まだ時間が早く空気がヒンヤリとしていたので、噴水広場での水遊びはせずにさらに先に向かっていきました。

最後の南極観測船「宗谷」のポイントも慎重に場所を確認して発見。
結局間違うことなく全てのポイントを発見することができました。
「宗谷」の中の見学をして、船を見ながらのお昼ご飯となりました。

そして小学生チーム。
長さ1.7kmにもなるレインボーブリッジを渡り始めます。
普段は列車や車で走る道ものんびりと歩いていくと、いろいろな景色が目に入ってきます。
最大の高さは50m以上となるので景観はバツグン、そんな景色を見ながらのんびりと歩きながら最初のポイントに到着。
こちらもなかなかスムーズ、みんな元気です。

橋を渡り切った次のポイントは「台場公園」。
この台場公園はお台場エリアの端っこ、中心エリアとは異なり自然豊かで島のようになっている場所に隠されています。
予想通り人はほとんどおらず、お台場のイメージらしからぬ緑の自然の中を楽しんでいました。

そこからはお台場海浜公園を歩いて次のポイントへ向かいますが、途中の砂浜では海岸線を歩きながら海に入りたくてしょうがない様子。
そんな子たちをなだめながら先に先にと進んでいきました。
公園内の木陰を見つけて、残り2つのポイントを残してお弁当。
それにしてもしっかりと歩いていましたね。

全てのポイントを周った幼児班には合流場所のLINEが届きます。
その内容は「13時30分にシンボルプロムナード公園の自由の炎で合流しろ」。
場所を確認して、合流地点に向かいました。

小学生班は昼食後すぐに3つ目のポイント「自由の女神像」をクリア、最後のポイント南極観測船「宗谷」に向かって歩いていきます。
するとその合流地点の近くで幼児班と遭遇、久しぶりに出会う?兄弟と健闘を称えあいながら、宗谷に向かっていきました。
幼児班は合流地点の場所を確認したら、まだ時間があったのでガンダム像を見に行ったり、木陰でだるまさんが転んだをしながら小学生チームの到着を待ちました。

小学生チームは宗谷で最後の数字と合流場所の指令を受け取ります。
合流場所は先ほど幼児チームと遭遇したプロムナード公園。
「えーまた戻るの!」とため息をつきながらも、時間が迫っていたので大急ぎで船の中を周って、走るように合流地点へと向かいました。
そして合流時間ぎりぎりで全員集合。
いよいよ2つのチームが塗りつぶした乱数表をまとめて、最後の文字を導き出します。
浮かびあがった文字は「はちたまに行って、キャラクターと写真を撮れ」。
「はちたま?キャラクター?」と最初はなんのことだかわからない様子でしたが、調べてみるとフジテレビの丸い部分が「はちたま」とのこと。
フジテレビは目の前、とりあえず例の玉を目指すことにしました。

はちたまにはエレベーターで一気に上がります。
そこに入ると青い子犬のキャラクター「ラフちゃん」がお迎え、そこで撮影をしてミッションは全て終了。
お台場を見下ろす景色を堪能して、はちたまを後にしました。

そこからは「謎の司令官」からのご褒美。
まずはフジテレビ内の「ガチャピン・ムックミュージアム」の見学。
ガチャピン・ムックの歴史や懐かしい写真などを見て歩きますが、こちらは子どもよりもスタッフの方が興奮していました。

はフジテレビを後にして海岸へ。
そこでご褒美②、かき氷のプレゼントとなりました。
いつも間にか青空、そしてギラギラの太陽が顔を出していたので、冷たいかき氷を喜んで頬張っていました。
最後に青や赤に染まった舌を出しての記念撮影。
全てのプログラムを終え、帰路につきました。

ドルフィン探検学校の目的の一つは「歩く」こと。
今回も謎解きのプログラムを通して自分の足でたくさん歩いて、たくさんの発見をしてもらうことができましたね。
それにしても「謎の司令官」は誰だったのでしょう?
それだけはいまだに謎のままでした。

2023年9月25日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama

9/10梨狩りと冒険遊び

天気:晴れときどき曇り
湿度が高く、じっとしていても汗ばむような蒸し暑い一日でした。
今日は秋の味覚、梨をお腹いっぱいに食べて、午後は近くのアスレチックで思い切り汗を流しました。

昨日までは台風13号の影響もあって不安定な天気が続いていましたが、今日は朝からきれいな青空が広がっていました。
今日のプログラムは秋の味覚の代表格の梨、美味しい梨をお腹一杯になるまで食べに行きましょう。

集合は上野駅、常連さんばかりなのでみんなニコニコと笑顔を浮かべながら、真っすぐにスタッフの元に駆け寄ってきます。
受け付けもスムーズ、常磐線に乗り込んで昨年からお世話になっている初清園さんを目指します。
松戸駅で乗り換えてくぬぎ山駅へ、そこから10分ほど歩いて初清園に到着しました。

梨狩りのシーズン真っ只中とあって大勢のお客さんが訪れていましたが、広い園内の奥へ移動するとお客さんもまばら、そこをベースにしていよいよ梨狩りのスタートとなりました。
まずは園のスタッフの方から梨のもぎ方の説明。
今の時期の梨は豊水と新高、そしてまぼろしの高級青梨のかおりもちらほらと実っています。
班ごとに日影を選んでブルーシートを敷き、荷物を置いていよいよ梨狩りのスタートとなりました。

まずは美味しそうな梨をもいで、みんなで食べます。
採りすぎると食べられないので、みんなで園内をくまなく回りながら美味しそうな梨を選んでいきます。
3種類の梨をまんべんなく採って食べ比べ。
豊水は普段食べているお馴染みの味、香りが豊かで強い甘みが特徴。
新高は時期的にまだ始まったばかりなので、形は小ぶりで少し硬めでしたが、豊水とはまた違った甘みのある梨でした。
そしてかおりは収穫の時期も短くまぼろしの梨とも呼ばれ、今回口にしたのはソフトボール程の大きさのものばかり、上品な甘さとその名の通り香りの強い梨でした。

どの梨ももぎたてなのでジューシー、みんな喜んで次々と梨をもいではその味を楽しんでいました。
2班の子たちは調子に乗って採りすぎて、最後はみんなで苦労して食べていましたが・・・
お腹いっぱいに梨を楽しんだら、お持ち帰り用の美味しそうな梨をそれぞれ選んで、残りの時間は広い園内を走り回ったり、セミの抜け殻を大量に集めたりして遊びました。

お昼前に梨狩りの終了、そして次なる目的地「ありのみコース」のアスレチックに向かって歩き出します。
梨園からはのんびり歩いて30分ほど、その道路沿いにはたくさんの梨の販売所があって、たくさんの人が訪れていました。
かなり蒸し暑い中での移動でしたが、梨で水分補給もばっちりでしたので、みんな元気にありのみコースに到着しました。

入場したらまずはお弁当。
大きな屋根の下のテーブルに陣取って、遊ぶ前にまずはしっかりと栄養補給をしました。
ここありのみコースはコンパクトなアスレチックですが、しっかりと手入れがされているとてもきれいな施設です。
こちらにもたくさんの人で賑わっていました。

お弁当を食べた後はみんなでちびっこ広場に移動、荷物を置いてしばらくはそこで遊ぶことにしました。
遊具で遊んだり広場で鬼ごっこをしたり、暑い中でも子どもたちは元気に走り回っています。
その後は60mもの長さのスカイライダーをしたり、水辺でイカダ渡りをしたりと、思い切り汗を流して遊びました。

たっぷり遊んで大満足、着替えをすませて15時半にありのみコースを出発。
歩いて15分ほどの大町駅を目指します。
子どもたちはまだまだしっかりとした足取りで、予定よりも早めに駅に到着しました。
しばらくは風が通って涼しい改札前のスペースで過ごしてホームに移動。
北総線~京成線と乗り継いで京成上野駅へ向かいました。

今日は梨狩りとアスレチックという盛りだくさんのプログラム。
たくさん食べてたくさん歩いて、そしてたくさん遊びました。
これから徐々に涼しくなってきて、外で遊ぶのには最適な季節となってきます。
また一緒に遊びましょう!

2023年9月11日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama

8/22~23富士登山

天候:8/22曇りのち晴れ時々雨 8/23晴れのち曇りのち雨

初日は時折雨がパラつくものの、太陽も顔を出すまずまずの天気。

2日目は出発時はきれいな星空が広がっていましたが、その後はほぼ雨の中の行動となりました。

 

(8/22の行程)

10:20 富士スバルライン五合目にバス到着

到着時は曇り、残念ながら富士山の全容は見えず。

まずはここで高所に体を慣らしながら登山準備をします。

※バスで一気に2,300mまで上がったのですぐに行動するのは厳禁、リーダーのカマキリに呼吸法などを教えてもらいながらしばらく過ごします。

帰りの着替えなど持っていく必要のないものをコインロッカーに預け、おにぎりやパンなどの昼食を食べました。

12:05 小御嶽神社にて安全祈願をして出発

12:27 泉ヶ滝分岐にて休憩/雨具着用

時折雨のパラつく不安定な天気のためここで雨具を着用して、突然の降雨に備えます。

13:02 六合目到着/休憩

ここで水分補給、行動食のアメなどを口に入れて栄養補給をします。

休憩の度に衣服の調整やこうした飲食をすることで、身体がしっかりと動き続けられるような状態を保ちます。

ここから七合目の山小屋までは、つづら折りの道が続きます。

しっかりと呼吸を意識して歩くことを教えながら、ゆっくりと歩を進めていきます。

13:52 つづら折り途中で休憩

雲が割れて太陽が顔を出します。

子どもたちの気分も上がり、順調に歩を進めていきます。

14:30 七合目花小屋到着/休憩

最初の山小屋に到着、子どもたちの体調も良さそうです。

15:10 鎌岩館到着/休憩

15:50 東洋館到着

みんなしっかりと歩いて、予定よりも少し早く東洋館に到着。

部屋に入って着替え、そして夕食の時間までおのおののんびりと過ごしました。

ここ東洋館の部屋はセパレートされており、カプセルホテルのようでストレスなく快適に過ごせます。子どもたちも大喜び。

17:30 夕食

子どもたち待望の夕食。

温かい味噌けんちん汁と鶏つくね。

カレーライスばかりのイメージの強い富士山の山小屋ですが、ここの食事はひと手間加えて美味しいと評判です。

ご飯とお茶はお代わりできるので(できない山小屋も多いのです)、みんなお代わりの連続でむさぶるように食べていました。

19:00 就寝

 

(8/23の行程)

強風と雨が心配でしたが、朝起きると満天の星空が頭上に広がっていました。

風もそれほど強くないので、予定通り山頂目指して出発することができそうです。

1:10 起床

夜はなかなか寝付けない子もいましたが、容赦なく1時過ぎに子どもたちを起こします。

まだ寝ている方もいるので静かに自分の荷物をまとめて広間に移動、そこで着ていく服の準備と荷物のパッキングをします。

しっかりと水分補給、そしてまだ胃が動いていないので軽めに行動食を口に入れます。

寝ているときは呼吸が浅くなるので、実は富士登山では寝ている最中に高山病になることも。その予防のために富士登山ではなるべく標高の低い(低すぎない)山小屋を選ぶのもポイントとなります。

過去には何人も朝起きてきたときに高山病の症状を訴える子もいましたが、今回はみんなすこぶる元気。

2:20 登山開始

天候が不安定でいつ雨が降るかもわからないので、最初から雨具を着用しての出発となりました。

最初はきれいに見えていた星空もすぐに雲に覆われ、雲の中、細かな霧雨の中をあるくようななりました。

風も徐々に強くなってきて、コンディションが悪くなっていく中、みんな思った以上にしっかりとした足取りで歩を進めていきます。

03:05 太子館到着

東洋館から太子館までは急な岩場の登りとなりいつもですとここで体調を崩す子もいるのですが、今回は軽く気持ちが悪くなった子がいましたがすぐに復活、順調に進んでいます。

03:56 白雲荘到着

04:45 本八合目トモエ館到着

相変わらず天候のコンディションが悪い中でしたが体調を崩す子もおらず、予定よりもかなり早く本八合目トモエ館に到着。いつものようにここでご来光を待ちます。

明るくなるってくると雲が割れだし、太陽の光で雲が赤く染まってきたので期待はしていましたが・・・結局ご来光は現れず(残念!)

05:05 本八合目出発

歩き始めてすぐに薄雲の向こう側に太陽が見えてきたので、歩を止めてしばらくその光景を眺めていました。

その後しばらくは薄雲に覆われた中を歩いていきました。

周りが明るくなったので子どもたちの気分も高まり、少し歩みが元気になってきたような感じでした。

5:55 九合目到着

相変わらず雨が降ったりやんだり。

ただ風がかなり強くなってきたので、風をなるべく避けるように岩陰などを探しながらの休憩となります。

風が強く吹くことで体温が一気に奪われてしまいます。

そのためたとえ体調が悪くなっても、長くそこで休憩をとることができません。

山頂まではもうすぐとは言えども、富士登山はここからが正念場。

この先もし体調不良で歩みが止まる子がでたらその時点で下山の決断を下す、といったやりとりをリーダーのカマキリとゆうえんちの間で確認をして進むことにしました。

6:40 山頂到着!

このコンディションの中でも相変わらず子どもたちは力強く歩き続け(本当に大したものです)、富士山の頂上に立つことができました。

雨は小康状態でしたが風は相変わらず、いつもは大勢のお客さんが山頂を楽しんでいますが今日は人もまばら。

いつもはここで他のお客さん同様のんびりと過ごして景色を楽しむのですが、今回はそれほど長い時間を過ごすことはできません。

山頂でカップラーメンを食べるのを楽しみにしていた子が食べ終わるのを待って、すぐに下山を始めました。

7:05 下山開始

ここからは小さな石や砂などのガレ場のつづら折りを延々と歩いていきます。

それまでは雲の中の霧雨が中心でしたが、本格的な雨と変わり、その中を黙々と歩いていきます。

ただ道が湿ったおかげでいつもは乾いた砂埃がたたず、また足場もしっかりとしていたので歩きやすく、ペース自体はかなり順調でした。

途中でカミナリも鳴りだし、緊張感を持ちながら歩をすすめていきます。

7:35 本八合目富士山ホテル横到着

9:00 七合目公衆トイレ到着

9:40 六合目到着

10:20 五合目登山口到着

予想到着時間をさらに上回り下山。

小御嶽神社に寄って無事に登山を終えた報告をして、雨のしのげる無料休憩所の軒下に移動。そこで着替えと荷物整理をしました。

その後、無料休憩所に移動してお土産を買いに行ったり、トランプをしたりしてバスの出発を待ちました。

今回はタフなコンディションの中、子どもたちの頑張りには目を見張るものがありました。

みんなお疲れさまでした!

2023年8月24日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama

8/11海賊キャンプ~鴨川~

天気:晴れ
最終日もお天気に恵まれました。
風もそれほどありませんでしたがうねりは更に大きくなってきた感じで、岸壁に波が打ち付ける音が響いていました。
本日は室内でのプログラム。お土産のジェルキャンドルを作りました。

最終日の朝を迎えました。
朝は雲が多めの天気でしたがその雲もすぐに晴れて、いつものように夏の日差しが強く照り付け始めました。

今朝はやることがたくさんあります。
シーツをはいで布団を畳み、荷物の移動。
部屋もみんなで掃除をします。
こうした青少年施設は現状復帰が原則、子どもたちもそれぞれの年齢に応じて自分でできることを頑張ってやっていました。

7時半から朝食、みんなお代わりもしっかりとして体調も良さそうです。
朝食の後は荷物を移動した研修室でしばし自由に遊んでいました。
今日はこの部屋で出発まで過ごします。
そのすきにスタッフで宿泊部屋の最終チェック。
そして職員の方のチェックも無事終わり、本日のプログラムの開始となりました。

本日はお土産づくり。
鴨川青少年自然家ではいろいろな体験メニューが用意されています。
室内でのクラフト(キャンプ工作)のプログラムもたくさんありますが、今回はその中からジェルキャンドルをチョイス。
さてどんな作品が出来上がるのでしょうか。

まずは職員の方から作り方の説明を受けます。
見本もいくつか用意されていて、子どもたちの創作意欲を沸き立たせます。
装飾品として貝殻なども用意されていましたが、昨日海で貝殻拾いをしていた子はせっかくなのでそちらの貝殻も使うことに。
材料を確保して出来上がりのイメージを作りながら、グラスの中に色とりどりの砂や貝殻そしていろいろな装飾品を並べていきます。
そこに溶かしたキャンドジェルを流し込んでいきます。

みんな個性があってなかなか面白い作品となりそうです。
中にはイルカやカクレクマノミの模型をジェルの中に浮かせたいとのことで、2回に分けて流し込むというアイデアも飛び出しました。
子どもの発想力は大したものです。

シェルを入れたらキャンドルの芯を埋め込み、安定するまで指で押さえて完成。
世界で一つのオリジナルキャンドル。
素敵なお土産の完成です。

完全にジェルが固まるまで、お昼ご飯の間はそのまま放置しておきます。
そしてキャンプ最後の食事。
午前中はほとんど体を動かさなかったにもかかわらず、最後までみんなしっかりと食べていました。

昼食後は研修室で食休み&自由に遊んでいました。
そして海の状況を見学に行こうということで、ゆうえんちとやまちゃん、そして2人の子どもでお散歩に出かけました。

施設は岬の高台にありますが、そこから坂を下っていって施設の駐車場へ向かいます
その駐車場からも海は一望。
また目の前にテトラポットがあって、そこに向かって波が打ち付けるので迫力も抜群。
そのぶつかった波がミスト状になって体に降り注ぐのも何とも気持ちのいいものです。
炎天下で周りはかなり気温が上がっていましたがその一角は気温も低い感じで、風も海水のミストも本当に涼しく気持ちよく、いつまでもいられるようでした。

しばらく迫力のある海を眺めて施設に戻りました。
それからは今一度全員が荷物整理、そしてお部屋のお掃除とゆうえんちのお話しタイムとなりました。
施設の自動販売機で帰りの飲み物を購入して、3日間お世話になった施設の方々とお別れ、バスに乗り込んで安房鴨川駅を目指しました。

電車の中では今のところ静かに過ごしていますが、声のトーンが徐々に高くなってくる場面も・・
みんな最後まで元気いっぱいでしたね。

3日間の海賊キャンプ~南房総~が終わろうとしています。
当初は2日目までがっちり海に入る予定でしたが、うねりのせいで制限されることも多く、また水中マスクなども満足に使えなかったのは残念でしたね。
でもその中で工夫して遊べたこと、またその状況の中でも楽しく遊んでいた子どもたちの切り替えにも感心しました。
中身の濃い3日間でしたね。

またどこかのキャンプで会いましょう!

海賊キャンプ~鴨川~ディレクター 小山丈二(ゆうえんち)

2023年8月11日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama

8/10海賊キャンプ~鴨川~

天気:晴れのち時々曇り
昨日と同じく蒸し暑い一日でした。
夕方になると雲が出てきましたが、雨を降らすような雲ではありませんでした。
ただ海のうねりは昨日よりも更にパワーアップ。いよいよ台風の気配が感じられるようになってきまいた。

海賊キャンプ鴨川の2日目、昨日たくさん動き回って疲れていたのか、夜はぐっすりと眠っていたようです。
ただ朝6時前に一人がおきると、徐々にザワザワバタバタと始まりました。
しっかりと体を休めることが、炎天下でキャンプをするために大切なことです。
朝一番からゆうえんちのカミナリが落ちて、それからは起床時間まで静かに休んでいました。

6時半に館内に音楽が鳴り、それが起床の合図。
布団を畳んでみんなで玄関前の広場でうろうろと軽いお散歩をしました。

ここ青少年の家はバツグンのロケーション。
岬の先端に建っているいるので外房の海が一望できます。
その海は昨日にも増して大きなうねりが入っていて、海岸ではその波が大きく崩れていました。
昨日の予想通り、今日の午前中は海に入るのは難しいかな?
天気がいいだけにちょっと残念ではありますが。

ということで今日の午前は鴨川シーワールド行くことになりました。
施設のバスをお願いして15分ほど、鴨川シーワールドに到着。
連休前の平日ということでしたが、場内にはたくさんの人が訪れていました。

早速展示ブースの涼しいところに入って一息ついて、のんびりといろいろな魚を見て楽しみました。
そうこうしているうちにイルカショーの時間が近づいてきたので、イルカショーの会場に移動しました。
イルカつながりですから、ここは押さえとかねば。
そしてイルカショーの開園、かわいらしいイルカの見事なジャンプやシャープな動きにみんな見入ってしまいました。

イルカショーが終わったらまた展示ブースを楽しんで、今度はアシカのショーを見学しました。
コミカルでかわいらしい動きに、こちらもみんな大喜びでした。
最後にまた展示ブースでペンギンなどの生物を見て終了、あっという間に2時間半ほどの時間が経ち、12時にお迎えのバスに乗り込んで施設に戻りました。

昼食後は子どもたちが所望している海に行ってみることに。
昨日行った海岸はものすごく荒れていたので、今日は施設から20分ほど離れた海水浴場に向かいました。
ここの海水浴場は入り江になっているため、風向きによっては波の弱まっている部分もあります。
そんな状況を期待してはみたものの・・・かなり強い波がザブンザブンと押し寄せていました。

子どもたちは意気揚々と波にぶつかっていっては跳ね返されてを繰り返して、波打ち際で大はしゃぎしていました。
それにしてもまだ遠くにいる台風が要因でこれほどのうねりがやってくるとは・・・恐るべきですね。

もと来た道をのんびりと歩き、施設にもどりました。
早速シャワーを浴びて着替え、そして濡れたものを乾燥機にかけて干します。
そして間髪おかずに夕食の時間。
大きな団体さんが退所したので、ゆったりとのんびりと夕食をたのしみました。

夜の時間はキャンプファイヤー。
火の神まりもの点火から始まって火が大きくなると、でかのゲームが何種か。
ゼスチャーを使うゲームは最初は恥ずかしそうにやっていた子どもたちも、最後は大声ではしゃいでいました。

キャンプファイヤーの後はお風呂、そして就寝準備をして床につきました。
明日ぐらいからここ鴨川も台風の直接的な影響が出てきそうです。
海に入る予定はありませんが、最後まで緊張感をもって楽しんできます。

2023年8月10日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama

8/9海賊キャンプ~鴨川~

天気:晴れ時々雨
ジトっとした蒸し暑い一日でした。
予想よりも天気が回復し太陽が主役、ただやはり大気の状態は不安定で、時おりサーっと雨が通り過ぎるような場面もありました。
今日の午後は海遊び、うねりが徐々に強くなる中で楽しく遊びました。

海賊キャンプ鴨川の初日を迎えました。
迷走する台風6号の進路と影響にやきもきしているうちに台風7号が発生。
キャンプ期間中は何とか天気は持ちそうですが、波の影響は避けられそうにありません。

東京駅での集合もスムーズ。
今回はドルフィンスポーツアカデミーに初めて参加する子も多く、緊張してくるのかな?っと思いきや、いやいやみんな元気いっぱいですぐに馴染んでいます。
下は年中さんから上は5年生まで、デコボコ年齢の12名。
さたさてどんなキャンプになるのでしょうか。

子どもたちの集合がスムーズすぎたので、JRの京葉線改札口を入ったところでしばし待機。
その後予定通りの特急しおさい号に乗って、安房鴨川を目指しました。
途中で窓ガラスを叩きつけるような雨も降ってきたと思ったらすぐに晴れたりと、大気の状態がかなり不安定で現地の天気も心配されます。
子どもたちはそんなことも気にせずに、騒ぎ放題でしたが。

目的地の安房鴨川駅に着いた頃には雨もあがり、じっとしていても汗ばむぐらいの湿気の多いジトっとした大気に包まれていました。
宿泊先の施設のバスに乗り込んで、今回お世話になる千葉県立鴨川青少年自然の家へ向かいました。
バスはスムーズで10分ほどで到着。
早速宿泊する和室の部屋に移動しました。
そこの部屋からは外房の海が一望できるオーシャンビュー。
朝日が昇るのも見られそうです。楽しみ楽しみ。

そして職員の方から施設の使い方や布団の敷き方などの説明を受けました。
そうここは青少年施設のため、布団の上げ下ろしや掃除なども自分たちでおこないます。
普段はお家の人や、泊りに行ったらホテルの従業員の方がやってくれることを自分たちでやる。
それが今回のキャンプの一つの目的でもあります。

みんな真剣に話を聞いてはいますが、きちんとできるかな?
職員の方のオリエンテーションの後、さっそくお昼ご飯です。
朝早かったので、みんなたくさん食べていましたね。

子どもたちが食事をしているときに、スタッフのゆうえんちとやまちゃんが海を見に行きます。
うねりは入ってはいるものの、入り江の真ん中にある大きな岩が波を遮っていて、今の状態なら何とか入れそうだと判断。
午後は予定通り海で遊ぶことにしました。

昼食後に水着に着替え、ライフジャケットを持って海に出かけます。
その頃は太陽がサンサン降り注ぎ、蒸し暑くて汗が吹き出します。
みんな早く海に入りたくてうずうずしていました。

施設から歩いて10分ほど、海岸に降り立ちさっそく準備運動をしました。
そのあと水中マスクをつけずに海に入り、ライフジャケットを頼りに浮かんでみたり波で遊んだりして海に体を慣らします。
さすがに幼児さんたちは大きな波のパワーに怯んで、波打ち際でスタッフのまりもと一緒に遊んでいました。

続いて水中マスクとシュノーケルの使い方と注意をゆうえんちからレクチャー。
海に顔をつけるところから始めて、慣れてきたらそのまま泳ぎだします。
最初は小さかった波も徐々に大きくうねりだし、くずれる波に飲まれるようになってきました。
しかしそれはそれで楽しそうに、子どもたちは波と戯れていました。
これだけの波になるとフィンを装着するのもかなり難しくなるので、今日はフィンを着けずに最後まで遊ぶことにしました。

その波もさらに大きくなっていたのでここらへんで終了。
1時間少々でしたが、うねりが大きくなる前になんとか海に入ることができました。
子どもたちはまだまだ入りたそうでしたが、まあこの海の状況ですから仕方ありませんね。
入れただけでもラッキーです。

施設に戻ってシャワー、そして水着やラッシュガードを水洗いして脱水機にかけて干します。
こちらの青少年施設は、そうした設備が充実しているのでありがたいですね。

今日はまだまだやることがあります。
休む間もなく続いては野外炊事。
みんなでカレーライスを作りました。
海から上がってから片付けに時間がかかったので作り始めが遅くなりましたがみんなテキパキと動いてくれたので、何とか18時前にはいただきますとなりました。
施設の職員の方も、みんなの動きに感心していましたよ。
出来上がったカレーは絶品で、みんなおかわりの連続。
特にご飯は16合をほとんど食べつくしました。(16人で)

片付けもしっかりとすませ、お部屋に戻ってお風呂に入って一日の汗をさっぱりと流しました。
夜はライトを持ってお散歩に。
施設内の高台の広場まで歩いてライトを消して見上げるときれいな星が目に飛び込んできました。
しばらく星空を見てお部屋に帰って寝る準備をして消灯となりました。
今日はたくさん動いて疲れているので、みんなしっかり寝てくれるでしょう。

明日は更に波が高くなる予報。
午前中は荒天時プログラムの鴨川シーワールドに行き、午後は海の状況を見据えながらプログラムを決めていきます。

2023年8月9日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama