天気:晴れ
朝方は雲に覆われていましたが、すぐに青空が主役の天気となりました。
晴れだすとグングン気温が上昇してきましたが、空気がカラッとしていたのでさわやかな暑さとなりました。
最終日のプログラムは創作活動で赤べこの絵付けをして、空いている時間は子どもたちそれぞれ好きなことをして過ごしました。
キャンプ最終日の朝を迎えます。
昨日はそれほど冷え込まず快適な夜となり、ほとんどの子どもたちはグッスリと休めたようです。
中には虫の鳴き声が気になって、2時間おきに起きていた子もいたようですが。
今日はテントの撤収日でやることが盛りだくさん。
自分の荷物をまとめて、使った毛布・シーツをたたみ、テントの中そしてテント周りをきれいに掃除します。
最後に施設の係員の方の“厳しい”チェックをクリアして終了となります。
はたして一発クリアはなるのでしょうか?
おはな班のテントチームは、今朝は少し早起きをして本館前の広場で猪苗代湖を臨みながらのんびりと過ごす計画を前日から練っていて、荷物は昨日からあらかたきれいにしたいます。
そして6時半過ぎにキャンプ場をテクテクと下っていきました。
ちょうど広場ではラジオ体操をおこなっていて、一緒に体を動かしてようです。
その後は計画通りのんびりと過ごし、初日の夜に星空観察に行った芝生広場で鬼ごっこをして過ごしました。
他の子たちはテントの中で悪戦苦闘。
あれがないこれがないと言いながら、荷物と格闘していました。
今日の朝食も食堂でとって、引き続き荷物整理とテントの掃除を続けました。
みんなテキパキと頑張って動いて、ほぼ予定通りに終了。
チェックを受けるゆうえんちを残して、荷物を背負って施設の研修室に移動しました。
ここ研修室では午前中のプログラム赤べこの絵付けの準備ができていて、講師の副所長さんがスタンバイしていました。
とりあえず開始時間は予定通りにして、しばらく研修室でのんびりと過ごしていました。
その頃ゆうえんちはテントサイトのチェック。
みんなで頑張って片付けと掃除をしたので、見事に一発合格。
一足遅れてゆうえんちも研修室で合流しました。
そして赤べこの絵付けが始まります。
まずは副所長さんから、赤べこの由来などの話しを聞き、ただただ真っ赤な赤べこ人形に模様や色をつけていきます。
見本の完成品はあるものの、署長さん曰く「自由に創作していいんだよ」とのこと。
ただし色を塗りすぎて、白べこや黒べこ、そして白黒の絵の具が混ざった灰色べこにならないようにといったアドバイスも受けてスタート。
みんな思い思いに色を塗っていきます。
そして個性あふれるオリジナルの赤べこが完成。
みんなうれしそうに自分の完成品をスタッフに自慢げに見せていました。
いいお土産になりましたね。
午前中はまだ時間があったので、自由に遊ぶ時間としました。
初日の晩に行った芝生広場奥のステージ裏の壁でボルダリングができるとのことで、希望者はスタッフと一緒に出掛けていきます。
残りの子は室内でカードゲーム。
最初からの友達やテントで一緒に過ごした仲間の枠を超えて、11人の子どもたちはみんな一体感を持って動いています。
こういったキャンプならではの姿ですね。
外はもうすっかりと雲が取れ、きれいな青空が広がっています。
気温もグングン上昇してきていますが、空気がカラッとしているので気持ちよく外でも過ごすことができました。
室内でのカードゲーム組の子たちも、残り少ないキャンプの時間を楽しんでいました。
最後の昼食も食堂。
冷やしラーメンが好評で、最後までみんな食欲旺盛でした。
そして最後までオレンジジュースを飲みまくっていた子も・・・
一旦部屋に戻って赤べこを箱に詰め、手提げのビニール袋に入れて名前を書いてもらいました。
荷物に詰めると衝撃で壊れる可能性があるので、これは帰るまで大事に手に持っていくことにしました。
そしてバス出発の時間までは、いくつかのグループに分かれてカードゲームを楽しんでいました。
研修室から荷物を外に移動、そこで送迎バスを待ちます。
バスが来る5分ぐらいの時間でも、最後の時間を惜しむように広場で駆けまわっている子どもたち。
最後の最後までみんな元気いっぱいでしたね。
送迎バスに乗って10分少々で猪苗代駅に到着。
そこから磐越西線に乗って郡山駅に向かいます。
日曜日ということもあってか、車内はそこそこの混雑。
それでも空いている席を確保して、子どもたちは座って過ごすことができました。
短い時間でしたが、爆睡する子もチラホラ。
郡山駅では乗り換え時間もあったので待合室で待機となりました。
そこでゆうえんちからの差し入れのアイスクリーム。
みんな思わぬおやつを喜んで頬張っていました。
帰りの新幹線でも仲良く遊んで、最後まで元気に過ごした3日間でした。
初日は虫が怖くてテントに入れなかった子どもたちが、最後には自然に溶け込むぐらいキャンプ生活を楽しめるぐらいになった3日間。
ペンションやホテルでの宿泊に比べると不便なことばかりだったかと思いますが、テント泊ではその分自然を身近に感じることができます。
少しでもそんなことが感じられたらいいですね。
またキャンプで一緒になるのを楽しみにしています。
磐梯チャレンジキャンプ3日間ディレクター 小山丈二(ゆうえんち)