天気:晴れ
暑い一日となりました。
朝から強烈な日差しが照りつけ、気温もグングン上昇。
まだ5月で体が熱さに慣れていないので、身に堪える暑さとなりました。
それでもこどもの国の野外炊事場は屋根もあり風通しもよいので、それほど厚さも感じず、快適に1日過ごすことができました。
2022年度のドルフィン探検学校が始まりました。
前回の「新緑ハイキング」は週中に続いた大雨もあって実施を断念、事実上の始まりとなりました。
今回のプログラムは「ピザ作り」、粉を練るところかはじめる本格的なピザ作りにチャレンジです。
実施場所に選んだのは横浜の「こどもの国」、園内にはたくさんの遊び場があり、週末になると大混雑となる家族連れに大人気の公園です。
渋谷駅での乗り換え混雑を避けるため、集合は東京駅。
日曜日ではありますが、修学旅行に行く中高生でごった返していました。
ここ最近はそれほど混雑しているイメージはなかったんですが、修学旅行などの学校行事も徐々に動き始めたみたいですね。
そんな中、ドルフィン探検学校の子どもたちも続々集まってきました。
今回は初めての参加の子も多く、また4歳になったばかりの年少さんも参加。
小さい子が多くにぎやかに集合、そして丸の内線から電車を乗り継いでこどもの国を目指しました。
東京駅~大手町駅~長津田駅~こどもの国駅と電車を乗り継いでいきますが、想定通り大手町駅からの半蔵門線・田園都市線では座ることができて、のんびりと電車の旅を楽しみました。
最後のこどもの国線が一番の混雑、天気もいいので大勢のお客さんがこどもの国へ向かっていきました。
開門時間から少し時間が経っていたので入り口付近はそれほど混雑はしていませんでしたが、公園に入るとたくさんの人が訪れていました。
芝生の広場にはたくさんのテントが並んでいて、水遊び場にはたくさんの人がごった返していて気持ちよさそうに水遊びを楽しんでいます。
そんな人たちをしり目に我々が目指すのは「野外炊事場」、徐々に人も少なくなり、広い野外炊事場には数組のお客さんがいるだけでした。
調理器具やマキをもらい、食材の準備を完了。
その頃にはのんびりと歩いてきた幼児班も到着、さっそくゆうえんちからプログラムの説明となりました。
粉を混ぜて練るところから始める本格的なピザ作り、小学生班はトッピングの仕込みもあります。
焼き窯はドラム缶を利用、ピザ窯と同じく効率よく全体に熱が循環するので、短い時間で美味しいピザが焼けます。
ピザの味はたくさんの具材から組み合わせを考えて、みんなで工夫してトッピングをします。
見た目も大事ですよ。
調理器具をしっかりと洗浄してピザ作りのスタート。
通常は強力粉と薄力粉を混ぜて生地の素にしますが、今回はフランスパンなどにも使うリスドォルという準強力粉を使用。
そこに砂糖・塩・オリーブオイル・ドライイースト、そして水を加えて練っていきます。
美味しい生地を作るのには材料の配分が大切です。
みんな慎重に重さを計り、材料を混ぜ合わせていきます。
そして練る作業、しっかりと手を洗いボールの中で手でこねながら材料を混ぜ合わせていきます。
この材料は割と粘りがあり手にくっつくので、みんな苦労しながらそででも一生懸命混ぜていきます。
ある程度混ざってきたら徐々にまとまりだして、今度はそれを小さくちぎって分けて、その小さな生地をさらにこねながら丸く滑らかにしていきます。
今回は各班小麦粉を1000g、これで20~22cmほどのピザが12枚焼きあがります。
そして滑らかになった小さな丸い生地を再びボールに3つずつ移し、ビニール袋で覆ってしばらく発酵させます。
その間にトッピングの準備。
今回用意したのは、ウインナー、ツナ、プチトマト、ピーマン、マッシュルーム、そして忘れてはならないピザ用チーズ。
味付けは基本のトマトソースにマヨネーズを用意。
デザートピザ用として、チョコレートクリームにマシュマロがスタンバイ。
小学生チームは子どもたちも包丁を使い、真剣な眼差しで材料を慎重に切っていきました。
そうした準備をしている間に、生地の発酵も順調に進んでいきます。
気温が高かったのもよかったみたいですね。
発酵した生地は3~4倍ほどにも膨れ、その生地をオーブンシートの上で薄くのばしていきます。
今回は麺棒は使わずに、自分の手で伸ばしていきました。
手のひらの付け根部分や、指を巧みに使いながら伸ばしていきますが、慌てて急いで伸ばそうとすると薄くのばした部分に穴が開いたり、また均等な厚さになりません。
あまり生地が厚いと焼き上がりもその分厚みのあるピザとなり、パンのようになってしまいます。
そんな説明を聞きながら真剣に生地を伸ばしていきますが、そこには子どもたちの性格(個性)が如実に表れていて面白かったですね。
最後は生地の縁を軽くつまんで、ピザのミミの部分を作って完成。
個性豊かなピザの台が出来上がりました。
そこに味付けや具をトッピングして、ドラム缶のオーブンでじっくりと10分ほど焼きます。
早速第一陣のピザも焼き上がりました。
パン生地の部分もふっくらこんがりと焼き上がり、チーズもしっかりと溶けて見るからに美味しそうなピザの完成です。
熱いうちにピザの試食が始まりました。
ふっくらと焼きあがったピザは最高に美味、今回のピザ作りは大成功で、みんなよろこんでピザを頬張っていました。
しかしのんびりと食べてばかりはいられません。
ピザを食べながら、同時に次のピザの生地をのばしたりトッピングをして次のピザを焼きます。
焼きあがったらまた食べて次の準備と、12枚(4回戦)のピザをどんどん焼き上げていきました。
最後の3枚はデザートピザ。
こんがりと焼きあがったマシュマロをのせたピザはまるでケーキのように甘く美味しかったですね。
最後までおいしくいただいて、お腹もパンパンにふくれました。
使った調理器具などをきれいに片づけてピザ作りは全て終了。
残った時間は公園内を散策しながら遊ぶことにしました。
静かだった野外炊事場を後にして歩いていくと、また来た時と同じく大勢のお客さんでごった返しています。
それほど時間もなかったので、帰る途中にあるローラー滑り台を目指しました。
そこももちろん大混雑でしたが、しばらく並んで1本は遊ぶことができました。
のんびりと公園内を歩きながらゲートを出て、こどもの国駅から電車に乗り解散場所の東京駅を目指しました。
帰りの電車もしっかりと座ることができ、子どもたちは窓の外を見たり仲良くお話をしたりしていましたが、知らず知らずのうちに一人また一人とスヤスヤと眠りに落ちていきました。
たくさん食べて遊んで、みんなお疲れのようでしたね。
次回の探検学校は昭和記念公園での謎解きオリエンテーリング、またたくさん歩いてたくさん遊びましょう!