10/1南房総フィッシングキャンプ

天気:晴れ
夏を思わせるような日差しが終日降り注いでいました。
それでも夕方になると涼しげな空気に包まれてきて、夜には肌寒くなってきて、秋だなと実感することができました。
今日は子どもたちの希望もあって終日釣り三昧となりました。

房総フィッシングキャンプが始まりました。
ここのところ週末になると台風がやってきて不安定な天気に悩まされましたが、この土日はズバリ晴れ予報。
気温も上がるとのことで、まさに絶好の海日和となりそうですね。

ところが今回の参加者はたったの3名。
人数は少ないものの、その分中身の濃いキャンプとなることを期待してのスタートとなりました。
今回は小2の男の子1人と小3の女の子が2人、それに引率のゆうえんちと現地合流の当別講師へんべえの5人。
新宿駅の集合もすんなり、そして南房総までの直通電車「新宿さざなみ号」に乗り込みました。

目的地の岩井駅までは約2時間、男の子とゆうえんちは途中からウトウトしながら、女の子2人はトランプをしたり本を読んだりして過ごしていました。
途中からは車窓から海も見えてきて、子どもたちのテンションも高まってきます。
太陽に反射して真っ青にキラキラと輝いている海に、すぐにでも飛び込みたい感じでしたね。

予定通りに岩井駅に到着。
そこでへんべえの車に荷物を積んで、15分ほどの道のりをのんびりと歩いて今回宿泊する甚五郎さんに到着しました。
さっそく部屋に入らせてもらってすぐに海支度。
子どもたちのリクエストに沿って、最初の釣りポイントに向かいました。
この時点でまだ10時半すぎ、初日からたっぷり遊べそうですね。

人数が少ないので昼食もその場で決めます。
お弁当屋かコンビニのどちらがいいかと聞いたところ、こどもたちはおにぎりがいいということで途中のコンビニに寄っていきました。
それぞれ好きなおにぎりを手にして、ふたたび釣りポイントに向かいました。

最初のポイントは小磯、そこではのべ竿でのウキ釣りに挑戦しました。
人数が多ければ最初は手軽にできる穴釣りから始めるところですが、今回は釣りの経験者もいたので少しハードルが高い本格的な釣りを楽しむことにしました。
良さそうな磯を見つけてへんべえが竿の準備、その間子どもたちは目の前のタイトプールで小魚や小エビを網ですくうのに夢中になっていました。
みんな無我夢中で楽しんでいたので、お昼ご飯まではそのまま遊ぶことにしました。

そして昼食は先ほど買ったおにぎりをほおばって、お腹を満たしたらいよいよ釣りのスタート。
へんべえから竿の扱い方やエサのオキアミのつけ方などを教わって、それぞれ気に入ったポイントに糸を垂らしました。
最初はぎこちない手つき、そして風も少しあったのでなかなか思うように竿をふれません。
そしてエサをつけるのにも手間取って、最初のうちはへんべえに手伝ってもらいながらの釣りとなりました。

するとすかさずクサフグをヒット(すぐにリリース)、それを皮切りに大小様々な魚を子どもたちは釣り上げていきます。
その種類は、ニシキベラ、小メジナ、クロホシイシモチ、そしてクサフグと・・・
釣果がでれば子どもたちの意欲も高まります。
自然と竿の扱いも上手になり、エサもスムーズにつけられるようになってきました。
釣った魚を針から外すのはまだまだ難しいようでしたが。

釣りに飽きてくるとまたタイトプールでエビとりを、そして今度はその生きたエビをエサにして釣りを再開します。
途中次の釣りのエサに使う貝やヤドカリも大量に捕獲して、釣りではクサフグばかりがヒットするようになってきたので最初のポイントでの釣りは終了。
小さい魚やクサフグはリリースして、別のポイントに向かうことにしました。
この時すでに15時過ぎ。
夢中で遊んでいたらもう4時間ほど経っていたようです。
まずまずの釣果で子どもたちも満足げでした。

次なるポイントは岩井海岸の堤防。
ここでは堤防の岩の隙間に短い竿の先端を突っ込むようにして魚を釣る穴釣りに挑戦しました。
エサは先ほど捕獲した貝やヤドカリを使って、少し大物も狙ってみることにしました。
この穴釣りは竿も短く糸も短く、子どもでも扱いやすく楽しめることで、このフィッシングキャンプではすっかりなじみの釣り方となっています。

ところが潮が悪いのか時間が悪いのか??一向に釣れる気配がありません。
あちこちと場所を変えながら移動して、結局はへんべえがどんこ1匹、そして磯ガニを何匹か釣るのみの釣果となってしまいました。
ただ子どもたちにはカニ釣りがえらくお気に入りのようだったみたいで、途中からは魚ではなくカニを夢中になって追いかけていました。
これはこれで楽しめましたね。
このカニは夜釣りのエサに持って帰りました。

時間はすでに17時。
この後お風呂や食事もあるので急いで宿に戻りました。
釣った魚は明日の昼に食べるために冷蔵庫に保管、足を洗って濡れたものを干してお風呂そして待望の夕食の時間となりました。
夕食はさすが海の宿といった内容。
子どもたちは子ども向きのおかずで提供されましたが、なかなかの量でみんなお腹一杯、大満足でしたね。

そして夜は、これも子どもたちのリクエストで漁港での胴付きヘチ釣りを楽しみました。
今回はリールを使っての釣りとなりますので、スムーズに扱うのにみんな最初は苦労していました。
エサは貝にヤドカリ、そして穴釣りで確保したイソガニも使用。
ヘッドランプをつけながら夜の海に糸を垂らしていきます。

潮が止まっていたのか回遊魚が入っていないようでみんな苦労しましたが、最初のヒットでハオコゼ、そして帰る前にゴンズイを釣り上げました。
どちらの魚もヒレに毒を持っているので、慎重に針を抜いて海に返しました。
竿を片付けて車で宿にもどったらすでに21時を過ぎています。
急いで寝る準備をして歯磨きをして布団に入りました。
今日は朝も早かったのでみんなすぐに眠ってしまったようです。

明日も子どもたちのリクエストで1日釣り三昧。
そしてなんと明日の朝に民宿協会主催の地引網のイベントがあるので、みんなで地引網を楽しんで2日目のキャンプスタートとしたいと考えています。
明日はどんな魚が釣れるのでしょうか?
そして釣った魚を食べるのも楽しみですね。

2022年10月1日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama