天気:晴れ
終日きれいな青空が広がっていました。
ただ気温はかなり低め、日陰にいると芯まで冷えるほどの寒さでした。
今日のプログラムはそんな日にうってつけ、ポカポカ鍋にマシュマロ焼きも食べて、ポニー牧場のおまけつきといった盛りだくさんのプログラムとなりました。
2021年最後のドルフィン探検学校が始まりました。
師走に入った日曜日、寒さも本格的になり外に出るのも躊躇するような日となりました。
そんな日には温かいものをたらふく食べて、思い切り走り回るに限ります。
ということで今回はみんなで鍋を作ることに。
ただし普通の鍋ではおもしろくありません。
鍋のテーマを設定して、具材にも工夫を凝らし、他にはないオリジナルの「おもしろ鍋」を作ってみんなで盛大にパーティーをしましょう。
今回の会場は渋谷区にある「国立オリンピック記念青少年センター」、ドルフィン探検学校では秋の始めにおこなった「森のわんぱくパティシエ」でも使わせてもらった場所です。
日が短くなるこの時期、必然的に活動時間も限られてきますので、東京のど真ん中で集合解散にも便利なこの場所はまさにうってつけですね。
スタッフは早めに集まって会場のセッティング、そして子どもたちが来るのを待ち構えていました。
集合時間になるとみんな元気に集まってきました。
今回は参加者が8名とこじんまりとしたグループ、そのうち小学生6名が全員知り合いということで幼児2人の子どもたちはどうかな?っと思っていましたが、小学生の子たちが優しくしてくれてすぐに笑顔になりました。
全員集合したらまずはゆうえんちからの説明。
今回の8名を4人ずつ2グループに分けます。
決して優劣をつける勝負のためではなく、それぞれが作った鍋を他の子にも振舞うといった流れ。
まあ単純に2種類の鍋が食べられるのもいいですね。
そして各グループの「鍋奉行(リーダー)」にスタッフのなめたけと大ちゃんがそれぞれつきます。
この2人は、ドルフィンスポーツアカデミーのスタッフの中でも5本の指に入るぐらいの料理自慢。
子どもたちの希望を聞きながら調整をします。
そして次には鍋のテーマ決めくじ。
「和風・味噌味」「中華風・中華スープ味」「イタリア風・トマトコンソメ味」「インド風カレー味」の4種類からテーマを引き当てます。
大ちゃん班が選んだのは「和風・味噌味」、そしてなめたけ班が選んだのは「インド風・カレー味」となりました。
ここからさらに子どもたちが入れたい具材を話し合って、ひと手間かけた工夫を考え、さらに〆の一品まで。そしてなんと自分たちで買い出しまでしなければいけません。
さあ忙しいですよ。
入念に話し合って鍋のイメージができたようです。
それでは全員で買い出しに出発!となり、施設の外に出て駅の近くのスーパーマーケットに向かいました。
そしてスーパーマーケットの中ではわいわい楽しくおしゃべりをしながら、それでも真剣に具材を選んでいました。
買い出しもすませ、再び施設へと戻ってさっそく鍋づくりの開始です。
大ちゃんの班はかなり手間をかけているようで、みそ味の鍋の中にきりたんぽ、もち巾着、鶏つくねだんごと凝った具材を準備しています。
きりたんぽは炭火でじっくりと焼くといった本格派!
何故かなめたけ班の2年生の男の子が一緒にきりたんぽを焼いています??
やっぱり男の子は火が好きなんですね。まあ自由に楽しくやってもらいましょう。
なめたけ班は野菜の切り方やトッピング方法にひと工夫。
ニンジンをいろいろな形にカットしたり、またカレー鍋を盛り付けたあとに茹でたブロッコリーとほうれん草を添えるといった色どりを考えた工夫となりました。
包丁を初めて持つ子もいて、見ていて冷や冷やする場面もありましたが、みんなテキパキと動いていよいよ鍋の煮込みへと入りました。
日陰での作業が寒すぎて、日が当たるテーブルで仕込みをしていた大ちゃん班も、煮込みを始めたら、みんな火の回りに集まってきました。
生き返りますね。
そしてしばらく鍋を煮込んだら完成。
全員でいただきますをして鍋パーティーが始まりました。
大ちゃん班の和風味噌鍋は具沢山、いろいろな具材に手を加えているので見た目も楽しめます。
鶏つくねだんごからもしっかりと出汁が出ていて、何とも言えない絶品の味わいとなっていました。
途中からはきりたんぽも加えて雑炊風に。
雑炊とは言ってもしっかり炭火で焼いているので、香ばしい香りがたまりません。
そしてなめたけ班のインド風カレー鍋。
途中でゆうえんちが景気よくカレー粉を投入したもんですから、これがなかなかのスパイシー。
そのスパイシーさを和らげるために、急遽施設の売店で豆乳を手に入れて投入!
これが思った以上にマイルドで奥深い味に変身、これまた結果オーライの素晴らしいオリジナル鍋が完成しました。
想像通りの緑野菜のトッピングと、具材に入れたミニトマトもいい味を出していましたね。
最後の〆は平麺のうどん、これがまたカレースープにマッチして絶品でしたね。
そうしてお腹いっぱい食べて、体もポカポカと温まりました。
子どもたちは自分で食べた食器を洗ってお片付け。
残ったナベや周りの片づけをゆうえんちとなめたけにお願いして、オハナ・大ちゃんと近くのポニー牧場に遊びに行きました。
ここオリンピックセンターで活動したときにはすっかりおなじみのポニー牧場、今日もかわいい馬たちが待っていてくれました。
天気は最高でしたがやはり寒かったためか、それほど混雑もしていなく、みんな馬の乗せてもらって楽しみました。
再び野外活動広場に戻ると周りはすっかり片付いていて、炭火が赤い炎を揺らしていました。
そしてここからはマシュマロ焼きを楽しみます。
マシュマロをじっくり焼いてクラッカーに挟んで美味しく食べました。
ここではそれぞれの性格が思い切り出ていて、欲張って早くたくさん食べたいものだから、火に近づけすぎてすぐに黒焦げに燃えてしまう子もいれば、じっくりと慎重に焼いて見事にぷっくりと美味しそうに焼き上げている子も。
昼にたくさん鍋を食べていたのに、ここでもさらにたくさん食べて、大量にあったマシュマロも全て売り切れとなりました。
あと30分ほどでお迎えに来る時間となりましたが、マシュマロの後は広場で走り回って、最後はだるまさんが転んだをしてギリギリまで遊びまくりました。
お迎えが来たというのに、まだ走り回ってなかなか帰りたがらない子どもたち。
すっかり冬の寒さも忘れてしまったようです。
ただマシュマロを食べすぎて、夕飯が食べられるか心配ですが・・・
2021年のドルフィン探検学校が無事終了しました。
2022年になると3月までにまた3本の企画を考えています。
どれも冬ならではのお楽しみプログラム、どうぞご期待ください。
またみんなに会えるのを楽しみにしています。