天候:晴れ
23:00発の東海汽船に合わせて式根島コースの集合も22:00、他のプログラムと 勝手が違い独特の集合時間です。大きな荷物を背負った子どもたちが続々と竹芝 桟橋に集まってきました。
船に乗り込むと7階建てになっていて私たちの居室は3階のようです。今回は2段 ベットのような作りになっている客室でした。それを見て子どもたちは大興奮。
自分の場所が決まったらデッキにでました。
出航5分前のドラの音が響き気持ちも高まり、さあ出航、船旅は独特の気持ちに なります。
お見送りの皆様に手を振って東京の夜景を見ながらレインボーブリッジの下を通 過していきました。
その後すぐに消灯時間になり就寝しました。
翌朝は早朝から大島、利島、新島を経由して目的地の式根島です。新島周辺で デッキに出てみると大海原の真っただ中、歓声があがります。船が進むとビック リしたトビウオがたくさん飛んで逃げていきます。ヒレを羽ばたかせて飛んでい くトビウオ、初めて見る人はみんなあれが魚か?と驚きます。
デッキで朝食弁当を食べていよいよ式根島に上陸です。
港では宿の車が迎えに来てくれて歩いても行けますが大きな荷物なので助かりま す。今回の宿は今年リフォームして大変きれいになり、新しい木の香りがしま す。この一棟を貸し切って使わせてもらいます。
海の用意をしますがみんなアタフタと大変です。水着やラッシュガードが見つか らないなどドタバタと1時間かけてようやく準備ができました。
今日は大浦海岸という入り江に向かいました。大浦海岸はキャンプ場のある海岸 でコロナ禍前はこのキャンプ場でテント泊でキャンプをするのが式根島キャンプ だったのですが残念ながら今年もコロナ禍でキャンプ場はお休み中です。
みんな海を見ると大興奮で今にも走り出していきそうですが、まずは冷水シャ ワーで気を引き締めて、ライフジャケットを正しく装着、準備体操も念入りに行 います。
「OK」サインと「助けて!」サインのハンドサインを覚えてまずはライフジャ ケットでの泳ぎ、100mほど先の岩の島まで泳いでみました。みんな積極的です。
岩場からは飛び込んだりもして、これなら大丈夫そうだなというところでマス ク、シュノーケルを装着ですが問題多発、ベルトのサイズが合わなかったり、マ スクとシュノーケルの接続がうまくいってなかったり、髪の毛が挟まって水が 入ったりと大変、スタッフの手を借りながらだんだんできるようになってきました。
お昼はいったん休憩して名物の「島のり弁」を食べました。
午後はレベル別に分かれてフィンも使い、SUP「パドルボート」のサポートも つけてかなり沖まで出ました。海の透明度も高く、今年は水温が高いので長く 入っていても大丈夫です。時間を忘れてスノーケリングを楽しみました。
帰路は島の反対側にある海に面した露天風呂の温泉まで歩いていって入浴ですが この温泉、熱い源泉を海水で混ぜて適温にしているのですが海水そのものの湯船 に何人も入っていました。これぞ本当の海水浴とでもいうのでしょうか。
宿に戻って水物の片づけとシャワーを浴びてさっぱり、子どもたちは休憩です。 一方、スタッフは大忙しで夕食の準備です。
そう、今回の宿は素泊まりの宿で台所を使わせてくれますが食事は自分たちで作 るのです。
とはいえキャンプでは当たり前なので台所があるだけ効率よく、ご飯も電気炊飯 器で炊けるのです。
中学生がお手伝いを買って出てくれました。
そうこうしているとトラブル発生!なんと炊飯器が途中のまま、一番止まってほ しくないタイミングで停電。万事休す。
ここはベテランキャンパーのスタッフ、電気炊飯を途中からガス火炊飯に切り替 えて見事難局を乗り越えたのでした。のちに停電は回復。
屋内の食堂はちょっと密なのでお庭で夕食、ちょっとしたキャンプ気分でした。
昨晩は船であまりよく眠れていないまま一日海で遊んで疲れている様子なので夜 のプログラムはなしで明日以降に備えてしっかり休みましょうということになり 就寝しました。中には就寝時刻よりも早く寝てしまった子もいたようです。
明日も1日海、今日とはまた違う海岸へ行く予定です。