6/9磯と海の探検隊

天候:曇り時々晴れ
雲が主役となりましたが、ときおり陽もさし海遊びには申し分のない天気となりました。
雲が多かった分気温は抑えめでしたが、そんな中全身ずぶ濡れになって今年最初の海を満喫しました。

本日の磯と海の探検隊は神奈川県三浦半島の荒崎、磯遊びでは有名なスポットで一日海遊びを楽しみます。
朝から雲に覆われるお天気となりましたが、海遊びには十分なお天気。
夏休み前まで続く海そして川のプログラムのスタートとなりました。

集合場所の品川駅では早い時間から元気に子どもたちが集まってきました。
今回は人数が少ないので、1つの班でまとまって行動します。
初めて参加の年中さんも、小学生に負けないぐらいに朝から元気いっぱいでした。

集合もスムーズで京浜急行線のホームに向かいます。
あまりにもスムーズすぎて、予定よりも30分ほど早い出発の始発の特急列車に飛び乗ることができました。
こちらの列車は2つドアでボックスタイプの車両、旅の気分が高まります。
初めて会った子も電車の中ですっかり仲良くなって、楽しそうに遊んでいました。

1時間少々で終点の三崎口駅に到着、そこからバスに乗って20分少々で荒崎のバス停に到着しました。
何か催し物があるらしく、海の入り口にある公園では大勢の人が集まっていましたが、そんな姿をよそ眼に海岸に移動。
ベースを確保して準備を始めました。

さすがに人気のスポットで大勢の人が磯遊びを楽しんでいました。
本日は中潮ですが、潮の引き具合も最大干潮のタイミングも申し分なく、かなり楽しめそうですね。
最大干潮が12時半頃となりますので、時間をかけてしっかりと準備をして早めにお弁当を食べて遊ぶことにしました。

まずは海遊びの準備をします。
常連の女の子は最初から水着を着ていたようで、もうやる気満々。
早く海に入りたくてうずうずしています。
着替え用のテントを設営して、順番に着替えていきました。

磯遊びは危険個所がいっぱい。
クラゲなどの危険生物はもちろん、滑りやすくギザギザの岩も大けがの要因となります。
肌の露出を極力避けるために、タイツやラッシュガードなどを着て、さらにフローティングベストを調整します。
このフローティングベストは転倒時の緩衝ともなりますので、海遊びには必須。
完全装備の軍団に、周りにいるお客さんからの注目を浴びていました。

そして海遊びの注意点をディレクターのゆうえんちから説明を受けます。
特に海にいる危険生物の話しを入念にしましたが、知識豊富な子もいて頼もしい限りでした。
時間はまだ11時過ぎでしたが、効率よく遊び時間を確保するためにここで早めの昼食。
フローティングベストをお尻に敷いて、海を眺めながらのご飯となりました。

ここでも注意が必要。
空にはトンビが旋回していて、お弁当を狙っています。
時おり上空を睨んで牽制したり、こまめに蓋をしながら緊張しながらも楽しくご飯を食べました。

そんな時間を過ごしているうちにさらに潮が引き、絶好のタイミングとなりました。
フローティングベストを再装着して、玉網やバケツ、そして自前の箱メガネや水中眼鏡を手に海に向かっていきます。
曇っているので初めから全身を濡らしてしまうと体が冷えてしまうので、最初は浅瀬のタイドプールで海の生物の観察や捕獲を始めましたが・・・
すぐに子どもたちから「海に入りたい!」のリクエストが・・・
ということで3年生の子5人ほどでスノーケリングを楽しむこととなりました。

浅瀬から水深の深い入江に移動。
そこで手中メガネを装着して海に入っていきます。
海の中は見たことのないような大きめのゴンズイ、ニシキベラなどの魚がたくさんいて、子どもたちも大喜び。
その後は自然に飛び込み合戦が始まりました。
水温はまだまだ低く曇りがちだったのですが、子どもたちは気にせず元気に水に浸かっていました。

浅瀬で磯遊びを楽しんでいる子も、自分の好きな場所で好きなように遊んでいます。
今回は子どもの人数が少なく、逆にスタッフの人数が豊富でしたので、子どもたちもやりたいことが自由にできて楽しんでいました。
完全装備でアグレッシブに遊んでいる子どもたちを、周りの人はあきれ顔で眺めていました。
この頃には時折太陽が顔を出すタイミングもあり、子どもたちの海遊びの後押しをしてくれていました。

一旦体を温めるために休憩。
最大干潮の時間が過ぎて、徐々に潮があがってくるタイミングで海遊びの再開となりました。
飛び込みやスノーケリングをひたすらやっていたチームは、引き続き飛び込みに興じています。
本当に元気でスタッフもあきれるばかり。

浅瀬で生き物を追いかけているチームも集中して遊んでいました。
すると磯に現れた小さめのウツボ(まだ子どもかな?)をスタッフのなめたけが玉網ですくってバケツの中に。
バケツの中で大暴れするウツボをみんなで観察しました。
他のお客さんもぞくぞくと集まってきてちょっとした騒ぎに。
最後はジャンプしてバケツから脱走して海に帰っていきました。

そんなタイミングで海での活動は終了。
捕獲した生き物たちを海に帰して、服を着替えました。
早めに到着したこともありしっかりと海で過ごす時間が確保できたので、子どもたちも満足したことでしょう。

バスに乗って駅に向かいましたが、いつもは渋滞している道が今回はガラガラ。
スムーズに駅に着いたので観光案内所のベンチに座って、時間の調整をしました。
お昼ご飯が早く、また海でアグレッシブに遊んだのでお腹がぺこぺこ。
そこでコンビニでパンを買っておやつタイムとなりました。

予定の列車に乗るためにホームに移動すると雨がパラパラと落ちてきました。
横浜や川崎あたりでも路面がぬれていて、いいタイミングで海で遊べたようです。
電車の中では爆睡する子もいましたが、ほとんどの子は最後まで元気に過ごしていました。

次回の探検学校も海のプログラム、こちらも有名な干潟スポットでの干潟遊びとなります。
今回と違って海にざぶん!とはなりませんが、また違った海の表情、そして海遊びを楽しみましょう!

2024年6月10日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama