天気:曇りのち晴れ
朝はどんよりとした雲に覆われていましたが、徐々に雲が取れだして今日も夏の青空が広がりました。
遠くの台風の影響も少しあるのか、風は少し強めでした。
今日の午前中は標本づくり、午後は八ヶ岳自然文化園でお土産を買って、最後の公園散策(虫捕り)を楽しみました。
最終日の朝、空は雲に覆われて涼しい風が吹いています。
ただ雨が降るような雲ではなく、今回のキャンプは天気に恵まれましたね。
今朝も希望者は朝のお散歩。
今日は小学3年生以上の5人が、虫アミを持って意気揚々とペンションを飛び出していきました。
いつものようにカブトムシ・クワガタがいそうな木をくまなくチェックしていきます。
今日はいつも樹液に群がっている木にも何匹かの影しか見えず、今日も収穫はゼロかな?と思いながら最後に湖のほとりを歩いていました。
するとそのほとりにあったハルニレの木を眺めていると、枝のあちこちにカブトムシの影が。
子どもたちは喜んで虫捕りをしていました。
高い場所にいたカブトムシは、木登りの得意な子がするすると登ってゲット。
結局は3~4匹のカブトムシの捕獲に成功しました。
意気揚々とペンションに戻って朝食。
いつもは嘲笑は控えめな子も、今日はしっかりと食べていましたね。
朝食の後は荷物の片付け。
自分の荷物を一つ一つ確かめながらリュックサックに入れていきます。
昨日の夕方にあらかた済ませていた子も多かったので、思ったよりもスムーズに荷物整理を終えることができました。
午前中のプロもいつも虫をいじっていても飽きないもんなんですね。
9時半過ぎに午前のプログラム、標本づくりが始まりました。
昨日それぞれが選んで標本にする虫を冷凍庫から取り出し、またかごの中で死んで知った虫もそこに追加。
そして今年は不猟だったタマムシは、昨年捕った残りのものがあったので、そちらを追加しました。
カブトムシの黒ばかりでなく、少しは華やかな標本ができそうです。
まずはぽんぽこから標本づくりのレクチャー、ピンの差し方や形の整え方などを教えてもらって、いよいよ標本づくりのスタートです。
これがまたかなりの集中力を要します。
また意外な子にセンスがあったりと、見ている方も面白かったですね。
一つできたらまた次の標本づくりと。
出来上がった標本を木箱の中に並べて完成。
みんななかなかの出来栄えでしたね。
最後にぽんぽこから標本の保存の方法やピンを抜くタイミング、そし採集データーの残し方などのレクチャーを過ぎて終了。
その後の昼食までの時間は、また虫をいじって遊んでいました・・・
本当に虫が大好きなんですね。
お昼ご飯はピザにアイスクリーム。
とても美味くて、みんな最後までたくさん食べていました。
毎日おいしい料理を出していただき、本当にありがとうございました。
そして八ヶ岳自然文化園にお土産を買いに出かけました。
昨日プラネタリウム見学に際にあらかたほしいものを見ていたので、買い物もスムーズ。
中には生きたノコギリクワガタやミヤマクワガタを買っている子も・・・
ここまでたくさんの虫を捕っていたのに・・・まだ足りないのでしょうか??
ペンションに戻ったら虫かごをリュックにしまって、イモリを持っていく子はタッパに分けて持って帰ることに。
そしてペンションでもオオクワガタをお土産に購入している子も。
ぽんぽこはオオクワガタの卵を育ててふ化させて、それを欲しい人に販売しているのです。
つがいで2,000円、これは破格ですね。
とは言っても先ほどノコギリとミヤマを買った子がここでも購入。
かごの中はもうクワガタ祭りになっていました。
15時前にペンションを出発。
ペンションのお母さんとそこでお別れ、そして小淵沢駅ではぽんぽこ、りのちゃんとお別れをしました。
小淵沢に住んでいるおたまともここでお別れ。
来る時と一緒で、8人で新宿駅に向かっています。
虫捕りやペンションの中ではハイテンションで大暴れでしたが、電車の中では約束通り静かに過ごしています。
4日間かなり走り回って遊んだので、乗ってすぐに爆睡している子も。
今年も人気の八ヶ岳ファーブルキャンプが終了しました。
信じられないぐらいの天気に恵まれて、いろいろな昆虫もたくさん捕れました。
(タマムシは残念でしたが)
虫に集中しすぎて話を聞いていなかったり、忘れ物をしたりしてゆうえんちのカミナリが落ちることも度々ありましたが、みんな仲良く元気に過ごせたことが何よりです。
帰り際には「また来年も行こうぜ!」などと約束もしていた子も。
虫捕りに対する集中力と情熱は本当に大したもの、来年はもっと成長して話もきちんと聞けるようになっているかな(笑)
またどこかのキャンプで会いましょう!
八ヶ岳ファーブルキャンプディレクター 小山丈二(ゆうえんち)