天候:午前:曇り時々晴れ 午後:雷雨
昨晩は快適な部屋でぐっすり眠った子どもたち、朝食までに水筒に麦茶を入れたり、帰ってすぐに着替えられるように脱衣所に着替えを用意したり、テキパキと準備をすすめています。
朝食はこのキャンプがテント泊だったころからの伝統メニューで朝ラーメンです。ラーメンはいつも子どもたちに人気のメニューです。
その後はスムーズに準備を済ませ今日は大浦海岸というところへ向かいました。
はやる気持ちを抑えてしっかりと準備体操と装備チェック、準備は万端ですが海が昨日よりうねりが入って波がたかく海底が攪拌されて濁りがあります。
スノーケリングのレベルで2班に分かれ大浦海岸の入り江をスノーケリングで海中探検します。
昨日より魚や貝など、中にはタコを見つけた子もいて中々海中を見る目が養われてきたようです。
しかし入り江の入り口、外洋に近いところまで行くと透明度はあがり魚も増えますが潮流と波で翻弄され始めましたので引き上げました。
陸に上がり海を観察すると大きなうねりが沖に見え岩礁にあたって砕けているほど波が高くなってきました。そのため海には入らず大きく潮が引いた磯のタイドプール(潮だまり)で生き物観察をしました。カニや小さなハゼの仲間、フナ虫など思い思いに追いかけています。ちいさなオニダルマオコゼ(猛毒)も観察しました。海にはたくさんの危険生物もいますがこうしてよく観察することで正しく恐れることができるようになります。
早めの昼食を海岸でいただきました。今日はオープンサンドイッチ、思い思いの具をパンにはさんで食べますがここにきて子どもたちの食欲が爆発、かなり余裕を見たパンでしたがあっという間になくなってしまいました。
正午を過ぎると雲行きが怪しくなり海上にはいくつもの積乱雲とその下には雨が黒いカーテンのようになって海に降っているのが見えます。
風向きからしてまだしばらくは大丈夫と見越して午後は場所を移動、うねりの影響が少ない入り江の泊(とまり)海岸に行きました。この海岸は美しく式根島のパンフレットには必ず紹介されるところです。
静かな入り江で経験班はライフジャケットを外して素潜りの練習をしました。海も潜れるようになると三次元で楽しめます。ジャックナイフ潜行やスノーケルクリアの方法など何回も練習して何人かは潜行して海底を平行移動して浮上するということもできて様になってきました。
初心者班3名もスタッフ2名からみっちり教わり昨日とは別人のように水になじんで最後はライフジャケットを脱いでスノーケリングして水面を漂うことができるようになってきました。
そうしているとモクモク沸いた積乱雲が雷鳴を響かせ近づいてきたので撤収したのですが宿まであと少しというところで土砂降りです。けれども濡れても水着ですし淡水のシャワーなので気持ちいいです。
宿でお風呂とシャワーでさっぱり、そのころにはさらに激しい雷雨になっていました。
夜は選択プログラムで釣りや星空観察や温泉など考えていたのですが予報を見ると雷雨が夜まで続くようで残念ながら夜は外のプログラムは中止、代わりに宿でゆっくり遊びましょうと、いうことにしました。
夕食はパスタ祭り、外の庭で食べることができないため急遽、ダイニングキッチンを全員が入れるように椅子やテーブルを部屋から運び会場にしました。3種類のパスタを味わうことができ、希望のパスタを注文するとテーブルに運ばれます。ウエイターもコックもはスタッフですが至れり尽くせりですね。実は会場が狭く子どもたちが歩き回ることができなかったための苦肉の策なのですが。