天気:晴れのち時々雨
到着時の八ヶ岳原村は、雲は多かったものの夏空が広がていました。
夕方になってくると黒い入道雲が近づいてきて、ゴロゴロと何やら不穏な空気に包まれて、時折パラパラっと雨が落ちてきました。
夜は八ヶ岳周辺で局地的な大雨が降りましたが(警報が出ていたようです)、雲がすれすれで避けてくれたようで、思ったよりも平穏に過ごせました。
すっかりと定番となった八ヶ岳ファーブルキャンプ、今年も虫好きが大勢集まってきました。
昨年までは4名・5名と少人数のキャンプでしたが、今年は満員御礼の12名。
新宿駅に集まってくる子たちは虫かごに網を持っているもんですから、間違いようがありませんね。
出発式もスムーズに終え、意気揚々と虫捕りちびっこ軍団が新宿駅の雑踏に消えていきました。
目指すは小淵沢、特急で約2時間ほどの行程です。
初めて会った子たち同士でもすぐに打ち解け、電車の中ではテンションを抑えるのに一苦労でした。
出発時はどんよりとした曇り空でしたが、小淵沢に近づくほどに青空が広がりだし、小淵沢駅では夏の太陽がサンサンと輝いていました。
ここで現れたのは、今回の特別講師であり今日からお世話になるペンションのオーナーの山本さん、通称ぽんぽこ。
スタッフを含めて総勢15名、全員そろってのファーブルキャンプのスタートとなりました。
ここからは送迎車に乗って20分少々、山をどんどん登りペンションファーブルに到着しました。
到着したらまずは昼食、朝が早かったのでみんなペコペコです。
美味しいカレーライスに、ほとんどの子がおかわりをしていました。
昼食後にはいよいよ虫捕りへと向かいます。
相変わらず青空が広がってはいますが遠くには入道雲がモクモクと広がりだし、いつ降ってもおかしくない状況となりました。
最初のポイントはペンションのすぐ目の前の自然公園、八ヶ岳自然文化園。
昨年はここで大きなクワガタをゲットした場所でもあります。
待ってましたと言わんばかりに、好き勝手に走り出す子どもたち。
最大のお目当てのクワガタを探すべく、木から木へと走りまわっていました。
結局はこちらのポイントでは小さなクワガタを数匹ゲットしただけでした。
他にもチョウチョやカミキリムシを追いかけているうちに怪しげな雲が近づいてきて、ポツポツと雨が落ちてきました。
切りのいいところでペンションに戻り、お風呂の準備となりました。
子どもたちがペンションに戻ったとたんに「サー」と雨足が強まり、間一髪でペンションに逃げ込みました。
お風呂は近くの温泉へ、その頃になるとまた雨もやみまあなんともタイミングが良かったですね。
夕食後はさらに天気が不安定、雨雲チャンネルを見ると原村の周辺には激しい雨を降らせる雨雲が局地的に広がっていました。
予定では「夜の虫捕り」となっていましたが直前に取りやめ、雨が降ってもすぐに逃げられるようにとホタル狩りへと変更となりました。
そして目的地に到着、最初は暗闇に目が慣れていないこともあり、なかなか発見できませんでいたが、徐々に一つまた一つと淡い光が見えるようになってきました。
みんな触りたくて田んぼに身を乗りだすものですからスタッフはひやひや、何とかびしょびしょドロドロは防げたようです。
しばらく遊んでペンションに戻ったらもう21時、全員で集まって明日のミーティングとなりました。
今日の虫とりは不安定な天候のせいもあり消化不良だったのか、ほとんどは一日中の虫とりを選択。
夜のプログラムも含めて、まさに虫三昧の一日となりそうです。
その後は寝たい子は寝て、元気な子は名人ぽんぽこ秘蔵の標本見学となりましたが、結局は全員が標本を見学に。みんな生粋の虫好きなんですね。
全てのプログラムを終え就寝、疲れているのかベッドに入るとすぐに爆睡状態でした。
明日からは徐々に天気も安定してくるようです。虫がたくさん捕れるといいですね。