11/6森のわんぱくパティシエ

天気:晴れ
きれいな青空が広がっていました。
気温は低めとの予報でしたが、太陽の元ではポカポカと暖かく感じ、快適に一日過ごすことができました。
今日は一日中、食べて遊んで楽しく過ごしました。

東京のど真ん中にある火がおこせる野外活動広場、国立オリンピック青少年総合センターで今年も始まりました。
恒例の秋のスイーツづくりです。
今年はどんなスイーツが出来上がるのでしょうか。

実施場所は今回も渋谷区参宮橋の国立施設。
明治神宮の森の一角にある、まさに東京のど真ん中にある施設です。
「こんなところに野外施設があるの?」と思うほどの都会のど真ん中ですが、木々に囲まれた静かで気持ちいい、そして貸し切りで使える最高の施設なんですね。

そんな場所ですからわざわざ最寄り駅で集合する必要もなく、現地参加ということで子どもたちがこの素敵な施設にやってきました。
今回の子どもたちは下は年中さんから上は小学2年生まで、こじんまりとまとまった構成となりました。
集合もスムーズ、では早速活動の始まりです。

まずはディレクターのゆううえんちから本日の活動内容のお話し。
そしてみんなが作るスイーツの発表となりました。
本日作るメニューは秋の味覚さつまいもを使った「さつまいもの蒸しケーキ」。
さてさてどんな傑作が出来上がるのか楽しみですね。

活動時間がたっぷりあるので、まずはみんなでベース(秘密基地??)作り。
寒かった時の避難兼休憩場所としてのテントを張りました。
みんなで協力してテキパキと動いたので、あっという間に完成。
テントを張った林の中は落ち葉で下がふかふかなので、気持ちのいい基地ができましたね。
子どもたちは早速中に入って、楽しそうに遊んでいました。

続いてカマド作りとなります。
野外炊事場の屋根の下に耐熱レンガを並べてカマドを作りますがこれがなかなか重たくて、特に幼児班の子どもたちはふらふらしながらなんとか完成させました。
ここまで来たら小休止、みんな林の中で好き好きに遊んでいました。
子どもたちは落ち葉の林がお気に入りだったようで、葉っぱのついた木の枝を拾って落ち葉を掃き掃除(?)したり、集めた落ち葉の中に埋もれてみたりと、楽しそうに過ごしていました。
(結局空いた時間は、ひたすら落ち葉で遊んでいましたね)

さてさて遊んでばかりはいられません。
いよいよスイーツづくりとなりました。
まずはメインの具材となるさつまいもを小さく角切りにします。
そしてそのさつまいもを下茹でしている間に、カップケーキの生地を作っていきます。

野外での料理ですから、蒸し器などといった便利なものはもちろんありません。
そこはうまく工夫して羽釜を利用して簡易的な蒸し器を組み立てていきます。
まずは一つ目の羽釜をカマドにセット、そこに水を入れて網を置きます。
その網にカップを並べてもう一つの羽釜を逆さまにしてかぶせれば完成。
見た目は不格好ですが、これはこれで機能的で立派な蒸し器なんですよ。
そこにあるもので工夫するのも、キャンプの醍醐味ですね。

ホットケーキミックスの粉に、砂糖・サラダ油・玉子を加えて、そこに少しずつ水を加えて滑らかにしていきます。
1班の幼児さんチームは慎重に重さを計りながら材料を加えていきますが、2班はほとんど目分量で適当に(?)混ぜていきます。
さてさて結果はどうなることやら・・・
そして紙コップに4分目ほど生地を流し込んで、そこに下茹でをしたさつまいもを加えて生地が完成。
あとはじっくりと15分ほど蒸らしていくだけとなりました。

カップをセットした後は蒸し上がるまで時間があったので、またまた落ち葉で遊んだり木登りをしたりして遊んでいました。
程よいタイミングでお昼ご飯となります。
今回のお昼は「パスタ祭り」、ミートソースとカルボナーラのパスタを好きなものを好きなだけお腹いっぱいに食べて大満足です。

たっぷり遊んでお腹一杯ご飯を食べている間にケーキも蒸し上がり、続いてはそれぞれトッピングをします。
色とりどりのチョコペンやカラースプレーチョコ、そしてココアや抹茶のパウダーなど、好きなものを好きなように自分の蒸しケーキをデコレートしていきます。
この作業が子どもたちにとっては、一番楽しそうでしたね。
そして完成!
さつまいもをたっぷりと入れたので一つ一つが大きく、ずっしりと重たいケーキが出来上がりました。

後でおやつに食べるのかと思いきや、さっそくぱくりと美味しそうに頬張りだす子どもたち。
お昼もたくさん食べたのですが、スイーツは別腹とはよく言ったものですね。
さすがに全部は食べきれないので残りはおやつに残すことにして、あとは解散時間までひたすら遊ぶことにしました。

もちろんここでも枯れ葉での遊びが中心となりますが、放っておいても自分たちで自然に遊べるようになっていて、やっぱり子どもは遊びの天才ですね。
走り回って小腹がすいたら蒸しケーキをパクり、そしてまた駆け出していきます。
林の中はひんやりとしていましたが、子どもたちの顔は上気しっぱなしでした。

蒸しケーキを作った残りの炭火を使って、そして残ったさつまいもでスタッフは焼き芋づくり。
こちらも美味しく焼きあがって、子どもたちはこちらもむさぼり食べていました。

最後はみんなでだるまさんが転んだをしているときに、お迎えの時間に。
落ち葉だらけになっている子どもたちに、お迎えの保護者の方々も目が点になっていたようです。
夕方になると空気が一気にヒンヤリとしてきて、秋の深まりも感じられましたね。
本当によく食べて遊んだ一日でした。

次回のドルフィン探検学校は今年最後となります。
みかんの山をハイキングをしながら、お腹いっぱいにみかんも食べます(もちろんお土産つき)。
天気が良ければ目の前に雄大な富士山も見ることができる素敵な場所。
またみんな遊びに来てくださいね。

2022年11月7日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : jkoyama