6/11ドルフィン探検学校(ザクザク潮干狩り)

 

天気:曇り時々晴れ~午後は快晴(梅雨入り直後ながら関東地方は穏やかな晴天)
潮汐:大潮(月齢16.3/月輝面98.9%)
干潮:11時53分(最大干潮は概ね正午/潮位16㎝)
満潮:5時5分と18時58分(潮位180㎝)
日出:4時25分
正中:11時41分
日入:18時57分
以上、本日の関東地方及び横浜市金沢八景付近の天候及び潮汐など

(干潮)

(正午 そろそろ最大干潮)

(満潮)

(16時 満潮まであと3時間)

一日の概要:恒例の潮干狩り。総勢約60名が海でアサリと根競べ。
狩りとはすなわち命と命の真剣勝負。
「海」という大きな自然に身を投じて、皆が共通の目標に向かった一日。
ザクザク採って今年も大漁!!
およそ7,500個のアサリを収穫。コリャたまげたな!!

(海の狩人たち)

(海の狩人たち)

(今年もおみやげドッサリだ!!)

(今年もおみやげドッサリだ!!)

(年中さんもたくさんアサリを採ったよ!!)

(年中さんもたくさんアサリを採ったよ!!)

年間15回のプログラムを予定しているドルフィン探検学校。
その中でも「潮干狩り」の日程が一番最初に決まる。
なぜならば実施可能な日時がごくごく限られるから。
その条件とは…

1.大潮且つ日曜日であること。(最も潮が大きく引く新月又は満月の日曜日に限られる)
2.最大干潮時間が真昼間であること。(朝や夜に大きく引いても意味がない)
3.ゴールデンウィークなどの混雑期を避けること
4.気温や水温が上がってくる頃(水温の上昇は気温よりも2か月遅れなので4月であっても2月の温度になる)
5.できれば梅雨入り前

というわけで本日6月11日(日)が今シーズンのベスト日程と判断。
果たしてその“読み”は当たりだったのか!?
……いやハズレです。数日前にアッサリと梅雨入りしちゃったから。
今日、晴れたのはただの運。全くの偶然です。

(朝は雲が多かったが陽が射し、海は凪いで、風もホドホドで穏やか)

(朝は雲が多かったが陽が射し、海は凪いで、風もホドホドで穏やか …探検隊が到着する頃には潮もだいぶ引くだろう)

総勢60名の探検隊を結成。満員御礼。
品川駅は朝から大賑わい。
あはは(笑)ゴッチャゴッチャだ!
こんな感じで景気よくドバっとアサリが採れるとよいんだけどなぁ。

(今日は元気な年中さんもたくさん参加してくれたよ!)

(今日は元気な年中さんもたくさん参加してくれたよ!)

2週間前の大潮の日と、それから昨日と、いつも訪れる金沢八景海の公園に行ってみたけど… アサリ少なっ!!!
周りの人々も皆が収穫ゼロに近い。地元のオッちゃんたちも口を揃えて「今年はココはダメだなぁ」「サッパリだなぁ~」って言ってる。
私しじみは海の中でポツーンと突っ立って考えた。  …よし、狩り場を変更しよう。

と、いうわけで今日の行先は「野島公園」に変更!
変更と言っても、電車を下車する駅がちょっと手前になっただけ。
当初の実施場所である海の公園が目と鼻の先に見える、すなわち基本的には同じ海。
早朝に先発した本部スタッフの“たにし”が場所取り&ベース設置(テント設営など)をしてくれた。
急な場所変更だったが、安全確保やプログラム遂行に必須の要素が整った。

(疎林芝生の広場に陣地を設ける)

(疎林芝生の広場に陣地を設ける)

現地到着は10時頃。
最大干潮時間までは2時間の猶予あり。
もちろん即座に潮干狩りをスタートさせてもいいけど。
その前にしっかりとした安全確認やレクチャーを行う。
着替えを子ども自らの手で正確にゆっくりと行う班、野島公園の高台にある展望塔までハイキングに行く班、潮汐やアサリの生態について学ぶ班、行動食のパンを食べて早めのカロリー補給を行う班(最大干潮が正午なので昼食を遅めの時刻にする作戦)、扱う道具や装備の使用方法を学ぶ班など、5つの班はそれぞれのアプローチで準備の時間を過ごす。

(まずは野島公園の展望塔に登ってみたよ)

(まずは野島公園の展望塔に登ってみたよ)

(海は楽しいけれど危険もいっぱい! ちゃんとスタッフのお話聞けるかな??)

(海は楽しいけれど危険もいっぱい! ちゃんとスタッフのお話聞けるかな??)

(襟元に付けたオレンジの目印※普段は腕章 が迷子防止とチーム同士の連携に役立つ)

(襟元に付けたオレンジの目印※普段は腕章 が迷子防止とチーム同士の連携や相互安全確認に役立つ)

(どこに我々がいるか分かります??)

(どこに我々がいるか分かります??)

(こちらも探してみて)

(こちらも探してみて)

手軽なレジャーのイメージが先行する潮干狩り。
でも実際は自然体験の中でも最もタフで難易度が高い活動。何しろ身を投じる場所が“海”だから。
身に受けるインパクトとストレスは大きく、日常的に外遊びで鍛えていない子どもには耐えきれない。公園の砂遊びとは次元が違い過ぎる。
開始10分程度でギブアップする子も少なくない。あ~心配だ。今日はなんか吹けば飛びそうなオボッチャマとオジョーサマが多くない??

では、今日の様子を見てみよう。

指先にアサリの触感を捉えたときの何とも言えない嬉しさと緊張感。
名物の水中潮干狩りは視覚ではなく「触覚」が頼みの狩り方。
大漁や大物を狙う上では時には海中にも進出しないといけない。
海藻(アマモ)の根元や重みのある砂を掘ると…

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(!!!!!)

(!!!!!)

最初は小物や抜け殻ばかりを拾い上げていた子も、段々と慣れてきてたくさん採れるようになってくる。
砂の圧力に負けずに指を深く沈めるとアサリの気配がアチコチから伝わってくるから面白い。
こうなると病みつき。
濡れた体に風が当たってちょっと寒くなっても面白くてやめられない。
採れると逐一スタッフのところに自慢げに見せにくる。
その嬉しそうな表情や満足そうな様子こそが収穫。

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正午過ぎまで夢中で狩りを行った探検隊。
上級生や一部の精鋭は潮が上げ始めてくる13時過ぎまで粘った。
大漁だ。網がはちきれそう。

(どわっ!! なんだ!?その量は!?)

(どわっ!! なんだその量は!? アサリの直売所か!?)

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濡れて寒かった身体も、ちゃんと拭いて服を着替えればたちまちに体温回復。
更には採れたてのアサリのお味噌汁とお弁当を食せば体内からもポカポカに。
命と食の有難み、身に染みて感じたね。

(着替えてサッパリしたぜ~)

(着替えてサッパリしたぜ~)

(アサリの味噌汁を作ってみよう 命が食に変わる瞬間…何を思う?)

(アサリの味噌汁を作ってみよう 命が食に変わる瞬間…何を思う?)

(お味噌汁できたよ~)

(お味噌汁できたよ~)

(こりゃうめぇや)

(こりゃうめぇや)

(仲良くならんで味噌汁試食)

(仲良くならんで味噌汁試食 『いただきま~す!!』)

(どう?アサリの味は?)

(どう?アサリの味は?)

探検学校の掟に従って獲物はチームの仲間と山分けにする。
大事に大事にネットの中にアサリを入れて数をかぞえる子どもたち。
年中さんでも50~60個、小学生は120個~150個くらいのお土産ができた。

(何をしているのかな?)

(何をしているのかな?)

(班ごとにアサリの仕分け作業をしているようですね)

(班ごとにアサリの仕分け作業をしているようですね)

(獲物はみんなで山分け)

(獲物はみんなで山分け)

(お家でお料理しようかな)

(お家でお料理しようかな)

(がんばった甲斐があったね)

(がんばった甲斐があったね)

(新鮮なアサリを家族に届けよう)

(新鮮なアサリを家族に届けよう)

夕方15時半、撤収。
まだまだ陽は高いが、海に注ぐ太陽光はどことなくオレンジがかってきた。
だいぶ潮が満ちてきた。潮が満ちてくると、人々は逆に潮が引くように去っていく。

海辺の一日がゆっくりと終わりに近づく。

(狩りを終えた午後 海辺には優しい空気が流れる)

(狩りを終えた午後 海辺には優しい空気が流れる)

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(広場で紙ヒコーキ飛ばし)

(広場で紙ヒコーキ飛ばし)

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(最後は全員集合)

(帰りの電車での清く正しい過ごし方)

(帰りの電車での清く正しい過ごし方)

潮干狩りの本質は決してただの遊びやレジャーではない。
食うために命を狩り、その命を「いただきます」と言って食すからこそ私たちは人としての尊厳と共に生きていられる。
たくさんの貝が教えてくれた大事なこと。
今一度アサリを見つめて感じ取ってほしいな。

ディレクターしじみより

(…何を感じ取ったんだ?)

(……で?何を感じ取ったんだ?)

2017年6月12日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : s_endo

6/4ドルフィン探検学校(野原と小川の冒険団)

天気:晴れ 梅雨入り間近の関東地方、本日は爽やかな晴天。
風向きが北寄りの為か、ジメジメとした高湿度にはならずカラッとした空気。
日向は初夏の緑が陽の光に映えて美しく、木陰は涼しい風が抜けてホッと息が抜けるような優しい体感。
冒険団の躍動が実に絵になる気象条件に恵まれました。

(今日は暑さもホドホド、陽射しが初夏の緑に映えて心地よい)

(今日は暑さもホドホド、陽射しが初夏の緑に映えて心地よい)

(木陰は涼しくてホッとするね)

(木陰は涼しくてホッとするね)

(こんな日は空を飛べたらいいだろうなぁ)

(こんな日は空を飛べたらいいだろうなぁ)

一日の概要:今日の活動場所は都心部。多くの人々が暮らす環境に隣接する小川や野原など、身近な自然を舞台とした探検。
野を駆け、川を進み、木々に登り… 本能に従って遊ぶ過程では多くの生物との出会いもありました。
昆虫や水棲生物の捕獲作戦を通して感じることは様々。
人間が支配しているかに見える都会の地にも、力強く、賢く、文字通り懸命に生きる命が多々存在ていることを感じ取った冒険団一同でした。
それにしても… う~ん!今年もバケツや水槽の中は満員御礼の大漁!だったね。

(今日もパワフル!)

(今日もパワフル!)

今年度の探検学校第3回目。あっという間に6月。
早、梅雨の足音が聞こえてくる関東地方。初夏の太陽の輝きも今週いっぱい、か。
最高気温が30℃を超えて真夏日になる日もチラホラ。蒸し暑さが苦になる日も増えてきた。
でも今日は過ごしやすい晴天。南からの湿った空気ではなく、北から風が吹いたせいか。
野や川でとことん遊ぶには最高。

(野原サイコー!)

(野原サイコー!!)

(小川もサイコー!!)

(川もサイコー!!)

新宿駅に集合した冒険団。
参加者約30名が三つのグループに分かれて活動する。
1班は幼児グループ。2班が1年生。3班は2年生以上。
初めて探検学校のメンバーに加わった子が6~7名ほど。

今日の活動場所は、年間全15回実施予定の探検学校の中でも最も移動時間が短くアクセスがよい「野川流域~野川公園」
電車に乗って20分ほど、武蔵小金井駅を起点に徒歩で野川沿いへと出る。
見た目の印象こそ「小川」だが、一級河川に指定されている。
野川は国分寺に源を発し、世田谷区玉川にて多摩川に合流するに至るまで、小金井市、府中市、三鷹市、調布市、狛江市を貫流するなど、スケールの大きな流域を要する。
今日の行動範囲はそのごく一部に過ぎないが、それでもリバーサイドを悠に3㎞以上は移動しながら遊ぶ。

(川の流れに沿いつつ歩を進めていく …何に出会えるだろうか?)

(川の流れに沿いつつ歩を進めていく …何に出会えるだろうか?)

プログラムの主要テーマになるのは「生物発見」だ。
目で捉えるだけではない。手でも捕らえる。
子どもたちは河原の草っぱらに降り立った瞬間から“野生動物”のごとく、本能のままに動き出す。
好奇心&野生のアンテナを張り巡らせた時の目の輝き!

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草の海ともいえる野原では更に躍動感が増す。
日常教育では指示されて、手本を示されてから動くことが多い子どもたち。
でも自発的に、自由に、本能に任せて動いた時ほど美しく、また生き物としての本性が発揮される。
興味のアンテナを向けた方向に「突進」する時の子どもほど魅力的な生き物はない。

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それは木に登った時も同様。
緊張感とリラックスの絶妙の狭間に身を任せた時の子どもたちを見れば誰もが目を細めたくなるだろう。
どんどん登って、好きにやればいいさ。

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午後は小川の中で水棲生物の捕獲作戦を実行に移した。
今年は野川の水量が極端に少ない。
狙う場所には限りがある。

(例年ならば滔々と流れている野川だが今年は枯渇している箇所が多い)

(例年ならば滔々と流れている野川だが今年は枯渇している箇所が多い)

水面を茂みが覆い隠す場所での“ガサガサ漁”はもちろん、水路の狭いところなどでは追い込み漁も行う。
石をゆっくりどけて、その下に潜むザリガニやドジョウを手づかみで捕まえるのも面白い。(石コロの多い地盤且つ水深が浅く日照下で明るい場所では有効)

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川と言っても数m動くだけで地盤も深さも周りの自然環境も大きく異なるので、場に見合った漁法を用いる。
子どもたち、皆夢中。いや、熱中!か。

(茂みの下に隠れるザリガニや魚をおびき出す“ガサガサ漁”)

(茂みの下に隠れるザリガニや魚をおびき出す“ガサガサ漁”)

(水深が浅く明るい場所では石の下にザリガニが潜んでいる)

(水深が浅く明るい場所では石の下にザリガニが潜んでいる)

(…ほうら、いたでしょ?)

(…ほうら、いたでしょ?)

(チームワークがモノを言う追い込み漁)

(チームワークがモノを言う追い込み漁)

野川の中はお世辞にも綺麗とは言えない。
むしろドブ川と告白した方がいいか…。
でも虎穴に入らずんば虎児を得ず。
汚れて濡れることをためらえば何も収穫できない。
相手は何しろ命が懸かっている。服1枚、靴1足汚すことを躊躇うような覚悟の出来ていない人間に捕まるほど、野川の生き物たちは甘くはないし弱くもない。

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(幼児たちの勇気と行動力もたいしたものですね)

時間の経つのを忘れて遊んだ。
もう15時過ぎだ。
天気の大きな崩れはないが、午後は少し雲が増えたか。
そろそろ帰り支度をしなくては。

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狭いバケツや水槽に閉じ込めたごっちゃごっちゃのザリガニや魚を眺めて子どもも大人も勝利の誇らしさを覚える。
それと同時に哀れみ、憐み、後悔、征服感、罪悪感、独占欲、悪戯心、正義感…実に様々な感情が交錯する。
今日は生物は全てリリースした。
中には捕食の対象になり命を落とした生物もいた。
きっと誰もがいろんな思いを抱いただろう。
見るだけではない、手で触れて命の鼓動や体動や温度を感じたからこそ芽生える感情。大事にしてほしい。

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(みんなで生き物たちをリリース、また会えるかな)

(みんなで生き物たちをリリース、また会えるかな)

日常生活では、子どもたちは時としてせわしなく追い立てられ、決められた時間と空間の中でしか行動できないことがある。
今回の探検学校はいわば子どもたちの為の「寄り道」&「道草」の場だ。
時間割で管理された机上の学習だけでは学べないこともある。
たまには私たちスタッフと気の向くままに寄り道して、エネルギーを全開放して遊んでみるのもよい。探検学校はそんな学校。

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(いつでも寄り道しにおいで)

家に帰ってぶっ倒れて眠っちゃうくらい遊ぶ経験って大事。疲れることを悪いことだと思い込み、恐れてどうする。
探検学校は「とことん遊んだ!」って胸張って言えるくらい遊ぶし、挑戦をするよ。
自然は最高の時を与えてくれるけど、その瞬間を掴めるかどうかは人間の資質次第。
次回は潮干狩り。機を逸してはならぬ。潮が引くその時を見定め迅速果敢に攻めるべし。

ディレクターしじみより

(迅速… って言われてもねぇ そんなに慌てなくてもいいんでないの?)

(迅速… って言われてもねぇ… そんなに慌てなくてもいいんでないの? 寄り道、寄り道)

2017年6月5日 | カテゴリー : 活動日記 | 投稿者 : s_endo